この度は、昇段審査を受けさせていただき、誠にありがとうございます。
自分が入門したのは12年前の9月でした。
他の流派の道場も見学したのですが、伊那道場の子供達の元気の良さに心を打たれて新極真会を選んだのを今でも覚えています。
入門初日に行った組手の稽古はとても厳しく感じ、帰りの車の中で痛みとともに「すごい世界に入ってしまった」と実感しました。
入門当時はサービス業をしており日曜日に休めず、審査会や大会・合宿などに出ることがなかなかできませんでした。
それでも中村先輩、林先輩をはじめ多くの先輩方に長い目で見守っていただいたことにとても感謝しています。
また、転職したあと仕事がうまく行かず、自暴自棄になっていたときは稽古も休みがちになってしまいました。
その後復帰したときも暖かく迎え入れてくれた道場の皆様にも、とても感謝しています。
それからは、有志の自主練にも参加するようになり、合宿、強化練習、地方大会など今まで以上に空手にのめり込むことができるようになりました。
実は自分の中では40歳になるまでに黒帯になろうと目標を立てていて、昨年に一度昇段審査の希望をしていました。
しかし師範からは「まだ早い、焦ることはない」と保留のお言葉をいただきました。
そこでこのままではいけないと一念発起し、一年間は結果を出すことを目標に稽古に取り組みました。
まずは、何はともあれ身体を一から鍛え直そうと、ウエートトレーニングを始めました。
大会では一度も勝ったことがなかったので、まずは一勝しようと決めました。
それから4月に出場した全関東空手道選手権大会では、念願の初戦突破をすることができました。
そして、今回の昇段審査のお許しを頂いたときは、本当に嬉しかったです。
また、昇段審査の想像以上の厳しさを思うと、去年の自分では完遂できなかったのではと感じます。
あの時師範に保留にしていただいた事に、今ではとても感謝しています。
最後になりますが、昇段を許可してくださった藤原師範、応援してくださった道場の皆様、本当にありがとうございました。
長野支部
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