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師範稽古会(福島支部)

2017.07.10
支部ニュース

今回で3回目となった師範稽古会。
6月24・25日の2日にわたり、福島市で行われました。

稽古会では三瓶師範の考える空手の動きだけで無く、視覚だけでは確認しづらい体の内側の使い方についても、理論を交え教えて頂きました。

体の内側の使い方について学び、少し頭で理解出来たつもりでも、それを体現する事は容易な事ではありませんし、体現しているつもりでも、正しく出来ているか確認する事自体が容易ではありません。その為に、体現出来ているかどうか対人相手に検証する機会が、稽古会に何度も設けられていたのだと思います。

検証の際、一緒の組みになった黒帯の先輩方からアドバイスを頂く事もまた、理解度を増すカギとなりました。
そして、検証を何度も繰り返した事で、徐々に体現する感覚を養う事が出来たものと思われます。

今回の稽古会を振り返ると、三瓶師範の発する言葉で多く聞かれた言葉は「腹」・「横隔膜」・「肩甲骨」・「腸骨」でした。

それらの言葉は三瓶師範が「体に近い所を動かす」・「根っこを動かす」などのフレーズに絡めて多くお使いになる言葉です「腹」・「横隔膜」・「肩甲骨」・「腸骨」はどれも意識する事が難しいパーツばかりですが、それらを使えると体の使い方が大きく変わるそうです。

現に三瓶先生は後屈立ちの際、腸骨で立てれば何時間でも出来ると仰いました。
その事から、体に近い根っこのパーツを使えるようになる事が、武道の空手、強いては組手に活きてくるのだと思いました。

そして、今回特に記憶に残っている事があります。
それは「腹=エンジン」と言う考え方です。
スポーツ選手が息を止めて力を出すのに対し、息を吐く事で力を出す事。腹をエンジンに、手先・足先を0(ゼロ)にして、腹の力を使う事が大事と教わりました。

普段から力むと息が止まってしまう経験は、よくある事と思います。
なので、少しずつでもその感覚を養い、いつかその力を使った空手の動きが出来るように、その考えを頭の中に置いて日々の稽古に臨もうと思いました。

ところで、稽古会は稽古だけでは終わりません。
夜 は「黒帯会」・「色帯会」が別々に行われます。

私は去年昇段させて頂き、黒帯会に初参加でした。
黒帯会については色々と噂に聞いていましたが、 ベールにまれており、どんな会なのか「不安とワクワク」で、当日の午前2時頃まで眠れませんでした。

しかし黒帯会が始まってみると、三瓶師範の空手に対する熱い思いや、これまでの色々な出来事などなど、普段聞けない話を沢山聞くことが出来、貴重な時間を過ごさせて頂きました。

がしかし、お昼から夕方までの稽古疲れと前日の睡眠不足で、事もあろうか初の黒帯会参加で且つ三瓶師範を目の前に、居眠りをしてしまうという大失態!記憶に残る稽古会になりました。

また2日目の稽古の後は、恒例となったバーベキューと、三瓶師範から提供されたTシャツやタオルなどを争奪するジャンケン大会で、普段一緒に稽古する事が少ない参加者同士が親睦を深めました。

今回一緒に稽古会に参加した先輩方や仲間と、また来年一緒に稽古会に参加し、お互いの成長を確かめあえたらと思いつつ、稽古会で学んだ事を日々の稽古に活かし、自分の「伸び代」を信じて今後も稽古に励んで行きたいと思います。押忍

福島支部 野崎秀寿

福島支部
支部長/責任者:三瓶啓二
連絡先住所:福島県福島市森合字日向山8-7
電話番号:0245-31-5452
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