この度は、昇段審査を受けさせていただいたこと、また昇段を許可していただいた師範そして師範代に、お礼申し上げます。
私が入門をしたのは、8年前の47歳の時です。
きっかけは友人からの誘いでした。
幾度となく誘いを受けましたが、当時の私は中々決断することができませんでした。
しかし年齢的にも自信があった体力に衰えを感じ、「始めるならいましかない。」そう思い道場へと足を運びました。
年齢や仕事の多忙さから初めは家族に反対され、周りからは驚きの目で見られました。
道場に通い始めたころは、稽古について行けず、行く度にケガをし、体は痛くなるし自分の衰えを実感させられました。
そして何より今まで継続して一つの物事に打ち込んだことがなかった私が続けることができたのは、いつも熱心に指導をしてくださる先生や指導員の方がいたからです。
若い人たちばかりで自分のようなおやじは場違いかと思いましたが、おやじクラスというものがあり、同世代の仲間と出会えたことも大きな力となりました。
また、膝の怪我で一時は足が遠のきそうになっていた道場へ周りの人々の助けも得て、自ら進んで通うようになり、少しずつですが成長できていることを実感していきました。
そんな中で、昇級していくうちに「黒帯を巻く!」という目標を持ち、そこからより多くの努力をしました。
食事を変え昇段審査前に禁酒をし、仕事の後に走り込みをし、週に3回以上は道場へ通いました。
道場に通い始めたころは、反対をしていた家族も協力してくれるようになり、そして念願の黒帯を手にすることができました。
本当のスタートは、黒帯になってからだと教わりました。
今回の昇段審査をゴールにするのではなく、やっとスタート地点に立てたという気持ちで、初心に返って稽古に励み精進していこうと思います。
そして生涯にわたって空手を続けていきたいと思います。
今後も宜しくお願いいたします。押忍
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