ブロック大会としては国内で一番歴史の長い東北大会。
今大会も第8回全世界王者・鈴木国博をはじめ、ロシアからの刺客など、その歴史にふさわしい豪華メンバーが揃った。
ベテラン・増田亮一をはじめ、地元である福島支部勢の活躍も期待される。
大会名:第34回東北大会
開催日:2017年11月5日
開催場所:福島市国体記念体育館
国内のブロック大会としては最も古い歴史を誇る東北大会。
その歴史と伝統のせいか会場は、独特の重みあるおごそかな空気が漂う。
昨年に引き続き、元・全世界王者の鈴木国博が参戦。
ここ数年、東北大会へのチャレンジを続けている鈴木だが、今年もトーナメントの主役となることは間違いない。
第6回全世界ウエイト制大会王者・島本雄二のコーチもしている鈴木だが、自身の空手の探求にも余念がない。
その鈴木にロシアから強力な刺客が送り込まれた。
第30回東北大会でベスト4に入賞したニコライ・パルシン、アレクセイ・パルシンの兄弟だ。
ちなみに第30回大会の3位決定戦では兄が勝利している。
ロシアは国家をあげて空手や武道の普及に力を注いでいる国だけに、選手層の厚さは計り知れない。
ナザール・ナシロフをはじめ、強豪ひしめくロシアで培われたパルシン兄弟の実力は、はたしてどこまで伸びているか。
また、地元である福島支部の選手たちにも注目したい。
今大会も増田亮一、小栁一幸、橋本直樹といった常連選手が名乗りを挙げた。
とくに昨年は同大会に22回連続出場という前人未到の記録を更新した増田には期待がかかる。
増田のすごいところは、単に出場するだけではなく、つねに優勝戦線に絡んでいるということだ。
三瓶師範の目指す武道としての空手を体現するのは一体誰か。
大会主催者:三瓶啓二(福島支部 支部長)
「第8回全世界王者・鈴木国博選手や、ロシアからはパルシン兄弟など、今回も豪華なメンバーが揃いました。トーナメントのカギを握っているのは鈴木選手でしょう。若いパルシン兄弟もどこまで実力が伸びたのか楽しみです。東北という土地柄、なかなか選手も育ちにくく、残念ながら長らく地元選手の優勝がありません。しかし、そんな中でも昨年、地元の増田亮一選手は22回連続出場という記録を出してくれました。今後、その記録がどこまで続くのかはわかりませんが、増田選手の活躍は、続けることの大切さを多くの後輩たちに教えてくれていると思います。増田選手に続く小栁、橋本といった大会常連選手たちの活躍も期待しています。空手の修行は試合で勝つことだけがすべてではありません。武の空手を追求すれば、いくつになっても闘うことができます。空手の道は生涯修行です」
福島支部
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