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総本部道場 小川美友紀 初段昇段レポート(2018年3月4日)

2018.05.02
昇段レポート

この度は、昇段審査へ挑戦する機会を与えて頂きありがとうございました。

空手を始めた時から黒帯への憧れを抱き、いつか師範や先生、先輩方のようになれるとワクワクしていた事を覚えています。既に20代後半の私に「他にやることあるだろう!」と父親から叱責されても、私のなかで武道をやるのに遅過ぎることはないと思う根拠の無い自信は、揺るぎないものでした。

それから12年。
周りの景色が変わりゆく中で、この舞台に立てたことを大変嬉しく思っています。

私は一度、空手を辞めたいと思った事があります。
その時のことは今でも悔しいし、胸が痛みます。
遅咲きながらも、何とかコツコツやって来た事を考えると最後の決断ができない、辞めきれない自分がいました。

そんな時に、ふと「世の中どんなに努力しても手に入らないものがある。しかし、努力で手に入るものがあるならば、やっぱり頑張らないと駄目だ」と思い、もう一度気持ちを立て直し頑張ろうと思うに至りました。

この受審に先立ち、総本部道場の先輩方から多くの事を学ばせて頂き大変お世話になりました。
基本から移動、型、組手と自分が今まで意識が希薄だった身体の使い方を教えて頂きました。
厳しい言葉の中にある的確なアドバイスは、出来ない事への反省とまだ強くなれるという希望を持たせてくれました。

そして、いつの日も先輩方が試合に向けて取り組む真摯な背中は、刺激的でした。
真の強さここにあり。
かつて自分が抱いていた憧れは、帯以上に人であると感じました。

改めまして、ご尽力頂きました先輩方へ深く感謝を申し上げます。
ありがとございました。

昇段審査当日は、この空手を通して出会った仲間の声援に支えられ10人組手最後の1秒まで立つことができました。
どれほどの勇気と力を頂いたか、計り知れません。
きっと生涯、あの瞬間受けた大きな声援を忘れることは無いと思います。
今日まで支えて頂いた皆様へ、本当にありがとうございました。

最後に、強く育ててくれた父へ丈夫な身体に産んでくれた母へ、そして空手が強さと優しさと少しのユーモアを備え、美しい所作をもつ武道であることを教えてくれた伊師師範へ念願の黒帯を取得することができました。

これからは、初段位を許可して頂いた事への感謝と覚悟を持ち、新たなる目標へ向かって日々稽古に励んでいきたいと思います。押忍

総本部道場
支部長/責任者:緑健児
連絡先住所:東京都新宿区新小川町9-21 B1・1F
電話番号: 03-3268-5671
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