この度は、昇段審査への機会を与えていただきありがとうございました。
私が、入門したのは9歳のころで、今年で19歳になります。
空手を始めてから約10年経ちました。
入門した頃の私は、落ち着きがなくどうしようもないような子供でした。
空手を習い始め、同じ時期に入門した道場生は順調に昇級していく中、私は昇級審査を受けさせてもらえずなんで自分だけ受けさせてもらえないんだと思っていました。
ですが、今思い返してみると先生は私が少し落ち着きをもって行動できるまで、待っていてくださったのだと思います。
そして、少しずつ落ち着きを持って行動できるようになり、昇級審査を受けさせてもらえるようになりました。
初めて試合に出たのは青帯の頃で、福井の交流試合でした。
大人数に見られながら組手をするのは始めてで、道場でいつもやる組手とは違う緊張感を感じました。
結果は、初級の部で優勝することができました。
この経験が、試合出場や稽古などのその後のモチベーション向上につながりました。
中学生になり県外の試合に出るようになり、試合のレベルが上がりあまり勝てなくなりました。
体力、技術力、筋力の不足を痛感しました。
なので、練習量を増やして技術面の向上、また先生にメニューを組んでいただき筋トレで筋力強化を行いました。
そして、去年の5月にJFKOに出場しました。
結果は2回戦で敗退しました。
出場したことで、道場の看板を背負って試合をすることの責任の重さを感じました。
昇段審査を受けさせていただき、今まで感じたことのない緊張感がありました。
中でも特に、十人組手がとても強く印象に残っています。
昇段審査のための十人組手の練習相手を快く引き受けてくださった方、自分の昇段のために相手をしていただいた10人の先輩方、応援していただいた方々、日々指導してくださった先生、送り迎えをしてくれた両親に心から感謝申し上げます。
昇段審査を受け、周りの方々に支えられながら生きているということを痛感しました。
黒帯を締めるものとしての責任感を持って稽古に励んで参ります。
これからも、周りの方々に感謝をしながらより一層精進して参ります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。押忍
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