この度は昇段審査の機会を与えて頂き誠に有難うございました。
私は高校1年の時に宮崎ひなた支部に入門しました。
中学時代は剣道部で厳しい稽古をしてきたので、入門当時自分の身体は丈夫で体力もあると思っていましたが、基本稽古の段階で息が上がっていて、辛かったことを覚えています。
更に基本や移動や型の稽古を行う目的が分かっておらず、早くスパーリングやミット打ちをしたいと思っていたので、余計に辛かったです。
しかし、いざスパーリングを行うと、先輩方は基本が出来ており、突きや蹴りが強かったので、私は簡単に沈められました。
反撃はするものの基本が未熟だったので効かすことが出来ず、やられる一方でした。
それから普段の稽古以外も練習し、大会にも出場し、徐々に実力を付けたことで、やられっぱなしの組手は減り、自信が付いてきました。
また茶帯になり指導者の立場になって、基本や移動や型の稽古の重要性を身体で感じられるようになりました。
ところが大学進学や就職で空手から離れた生活をしており、稽古に費やす時間が減っていき、体力も技術も落ちていきました。
それでも帯を黒くしたいという思いは捨て切れなかったので、もう一度稽古し直して、27歳の時にようやく1級へ昇級させて頂き、空手を始めて15年と人生の半分、空手の稽古をしてきて、今回30歳という節目で昇段審査を受審させて頂きました。
審査では、課題は残りましたが、ひなた支部の方々や家族の応援のお陰で最後までやり遂げる事が出来ました。
昇段が承認された時は、嬉しい気持ちと同時に課題を早く克服するぞと言う決意が湧いてきました。
最後になりますが、廣前師範をはじめひなた支部の皆さん、そして一番近くで支えてくれた家族には感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも日々稽古し、黒帯の名に恥じぬよう感謝の気持ちを忘れず精進していく所存です。
本当にありがとうございました。押忍
※こちらで掲載している昇級者氏名は、支部道場より頂いた昇級者データを参照しています。
宮崎ひなた支部情報はこちらよりご確認下さい。