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愛知山本道場 加藤宜久 初段昇段レポート(2019年4月21日)

2019.06.05
昇段レポート

平成二五年二月の寒い夜、愛知山本瓦町道場の門を叩いた。

後輩の紹介で見学だけするつもりだったがその場で即決し入門させて頂いた。
四八歳だった。二十代の頃からジムに通っていたので体力には多少自信があったが、そんな自信はあっというまに吹き飛んだ。

基本移動が終わる頃には毎回くたくたになって、組手の途中で抜ける事も何回かあった。
身体中あざだらけで、打撲、突き指は四六時中で、骨折も何度もした。
それでも辞めようと思うことはなかった。

少年の頃に柔道と剣道を習った事がある。
いずれも中途半端で白帯のまま辞めてしまっている。
子供ながらに自分は半端だと自責の念があったのを覚えている。
なので黒帯への憧れはその頃からもっていて、黒帯を取るまでは何があっても辞めないと決意していたからだ。

しかしそれは歳と共に衰える体力との競争であった。
趣味のゴルフもやめ、飲み会も断り道場に通い続け、なんとか三年で一級まで行くことができた。
その頃には身体にあざを作る事も骨折や打撲もしないようになっていた。

続けて昇段審査も受けるつもりだったがそんな甘いものではなかった。
いろいろあり昇段審査を受けるまでそれから三年もかかってまった。

合格できたのは、ひとえに瓦町道場の指導員始め道場の仲間が審査に向けて居残り稽古をしてくれたお陰だと感謝している。

当初の目標は黒帯だったが、新極真が大好きになったので、ここからがスタートだと思って今後も精進して行きたいと思ってます。押忍

※愛知山本道場の情報はこちらよりご確認下さい。


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