この度は、昇段審査受審の機会を頂きありがとうございます。
私が新極真会の末席に加えて頂いたのは今から12年前、何事もうまくいかず失意の底にいた時でした。
当時は志していた絵師の取材と自分に言い訳していましたが、本当は人の中に入りかったのだと記憶しております。
同時期に入門した方々の中で自分は最も弱く、右も左も分からないほどで、自分ですら続かないだろうと思っていましたが、師範、先生、先輩方、皆様のおかげで長続きし、昇段させて戴くことが出来ました。
空手を始める前の自分は結果が全て、結果が出せないならば何の価値も無いと考えていましたが、それが誤りだと築く事が出来たのが最も大きいと思います。
結果が出せない自分には亜k値がない、価値がないならその場にいる資格すらないと勝手に自分を追い詰めていく悪癖の結果、挑戦すらできなくなってしまっていましたが、根本に誤りがあると気がつく事が出来ました。
その結果、空手の中ですと、例えば試合。
試合の戦績そのものは負けの方が圧倒的に多く、三人だけ参加の初中級の部で優勝、中級の部三位くらいしか功績と言えるものはありませんが、入賞と同じくらい負けた試合はかけがえのないものだと思えるようになりました。
黒帯を頂いたのは終わりでなく新たな始まり、これからは今までいただいたご恩以上に、そして黒帯に恥じぬよう精進していきたいと思います。
※大分県央支部情報はこちらよりご確認下さい。