この度は昇段審査を受けさせて頂きまして誠に有難うございました。
また世界中が新型コロナウイルス感染拡大における大変な状況のなか、審査を実施頂きました事に併せてお礼申し上げます。
自分が極真空手をやりたいと思ったのは、ビデオで世界大会の試合を見たときでした。
当時選手として出場されていた小柄な緑代表が世界チャンピオンになられたのに大変感動して、その勢いのまま家から近い木元道場に入門させて頂きました。
入門当初の稽古は楽しくもありまた厳しくつらく感じることも多々ありましたが、木元師範を始め先輩方にその都度励まされ支えられて続けていく事ができました。
しかし次第に入門時の情熱も失せてきて、さまざまな誘惑があり、それに加えて仕事も忙しくなって稽古から足が遠のく時期もありました。
そんな時期に全日本大会に応援に行くと昔一緒に稽古をしておりました道場生に再会して、お互いの近況を報告し合うなかで稽古にも誘ってもらいましたので、もう一度初心に帰ってやり直そうと決意して再び稽古に来るようになった事を今でも鮮明に覚えております。
久しぶりの練習は非常にきつかったですが、それ以上に誘ってくれた道場生の上達ぶりには目を見張りこれから努力して少しでも近づきたいと感じた次第です。
他にも仕事の都合で月に1~2回しか稽古に来れない人がいたりと、さまざま境遇の人がおり、自分の環境は恵まれているのでより一層努力しないといけないとつくづく考えさせられました。
稽古を続けていくと、次第に体も以前のように動けるようになってきて、指導員の方にも昇級審査や試合出場について声をかけて頂くようになり、自分のモチベーションを上げる意味もありチャレンジしてきました。
試合でも少しずつですが結果がでるようになった事はとても大きな自信になっております。
今回木元師範より昇段のお話を頂いたときは、いままで以上に稽古して必ず昇段すると決意して取り組みましたが、苦手な型はなかなか覚えられず、稽古後に個別で忍耐強く教えて頂いた事も多々ありました。
特に審査前の一週間は連日遅くまでご指導頂きまして、本当に感謝に堪えません。
そして迎えた審査当日は緊張して体が硬くなり思うように動けなくなる場面もありましたが、悔いのないよう全力をだす事だけに集中して基本、移動、型そして10人組手を完遂する事ができました。
内容は決して満足のいくものではありませんでしたので、改めて自分の至らなさを痛感しました。
空手を始めて25年が経ちようやく黒帯を締めさせて頂きますが、あくまで通過点としてこれからも帯に恥じないよう努力していく所存です。
最後になりますが、木元師範、指導者の方々、先輩方、応援頂きました皆様、そして今回一緒に昇段審査を受審しました道場生の方々、この度は有難うございました。
これからも益々精進して生涯の修行を空手の道に通じ極真の道を全うしていきたいと考えております。
まだまだ未熟ではありますが今後ともご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。押忍。
※神奈川東横浜支部の情報はこちらよりご確認下さい。