この度は昇段審査を受講させて頂き誠に有難うございました。
私が空手を初めたのは17年前の35歳の時でした。
当時は仕事にも慣れてきて自分の中で一段落着き、時間にも余裕が出来た時期でした。
その頃の私は趣味もなく、若い頃と比べて体力も落ちてきてお腹もポッコリ出てきてしまい、何か運動して健康にも気を付けなければと思っている時期で、会社帰りにジムに通ったりもしましたが何か物足りなさを感じていました。
そこで弟も通っている木元道場へ見学に行きました。
稽古生の方々の動き、ミット打ちのかっこ良さ、組手の凄まじさに驚き、憧れを抱きましたが反してこれはとても自分には無理かもしれないという気持ちもありました。
とりあえず入門して出来る所まで頑張ってみよう。
ダメならやめればいい。からスタートいたしました。
最初の頃は水月にパンチを貰えばうずくまり、下段を貰えば倒れ、稽古の途中で息が切れてしまったりと散々でした。
周りの先輩方からは、組手ですぐに倒れてしまうので早々に辞めてしまうのでは無いかと思われていた程でした。
それでもゆっくりゆっくり自分のペースで空手が重荷にならない程度に続けてゆこうと考えました。
週に二回のペースでコンスタントに稽古にいけたのも先輩方が厳しくも丁寧に指導してくれたお蔭だと感謝しております。
稽古に通うに従い帯も上がるにつれ新しい型を覚えたり、ビール瓶で己の体を叩いて鍛えたりの努力もあり、組手でも何とか倒れなくなってきて、少しずつですが上達を実感できたのも嬉しかったです。
良い結果は残念ながら出てはいませんが、茶帯になってからは全関東やドリームにも出られるようになりました。
茶帯一級を取得してから6年経った去年、師範から昇段審査のお許しを頂き審査に向けて頑張ってまいりました。
自分以外にも弟や受ける仲間が沢山いて、励まし合い一緒に審査に向けて稽古が出来たことが良い思い出です。
審査当日は緊張で型の失敗もしてしまいましたが、何とか昇段のお許しを頂くことが出来ました。
以前、黒帯を取ってからが本当の空手道であってそれまでは準備運動だというお言葉を頂きました。
昇段合格できたから慢心せずこれからが本当の空手道だと肝に銘じ努力精進してゆきます。
ありがとうございました。
※神奈川東横浜支部の情報はこちらよりご確認下さい。