この度は昇段審査を受審させていただき誠にありがとうございました。
平成元年に38歳で当時の函館支部に入門させていただいてから8年、仕事の都合で止む無く一旦退会していた時期がありました。
しかし、空手から離れることができなく函館支部後援会長として関わりを保っておりました。
月日が流れていくうちに、当時の工藤支部長の離脱により道南から新極真会の名前が消えそうな事態がおきたのであります。
すぐさま、現在の嘉堂道場長から事の詳細を伺い新極真会の看板を守るべく行動に移す事となったのであります。
そうして平成17年落ち着いたのが北海道南支部函館道場でした。
常設道場の開設と共に再入門させていただき平成22年に初段を許されました。
しかし、その北海道南支部も4年前に消滅してしまいました。
そのあとは、もう流されない捨てられない本部直轄道場として歩む事になりました。
今年に入ってから独立道場として認められ、嘉堂道場長を先頭に五人の黒帯で夢を語り始めた途端にコロナウイルスの感染拡大、道場は休業という事態になってしまいました。
再開したのが5月19日でした。
稽古時間は短縮で不完全燃焼の中で道場長から「8月30日に昇級審査と昇段審査を行ないます。」と発表があり対象者の名前を告げられました。
その中に自分の名前も入っていました。
腰と膝の怪我を抱えて歳も69歳、どうしようかと悩みましたが、道場長の強い勧めで受審させていただくことを決心しました。
受審日まで長いような短いような日々を送って当日を迎えることになりました。
外舘師範のセミナーから審査開始まであっという間に過ぎて基本、移動、型、柔軟、補強と進み少しずつ緊張が増し、型のやり直しを含めて何とか終了しました。
いよいよ残すのは十人組手のみ、最後まで闘いぬけるのか不安でいっぱいでした。
三人目で胸が苦しくなって深呼吸の連続、五人目から後はよく覚えていません。
ただ励まし、応援の声だけが耳に聞こえるだけでした。
無事に終えることができたのも函館道場の仲間たち、そして苫小牧道場、千歳道場の仲間たちのおかげと深く感謝申し上げます。
最後になりますが外舘師範より「空手道の道に終わりはない」とのお言葉をいただき自分も体力の続く限り空手を続ける覚悟です。
本当に、今回関わっていただいた皆さんありがとうございました。押忍
※北海道函館道場の情報はこちらよりご確認下さい。