この度は、昇段のお許しをいただき誠にありがとうございます。
いまから9年前の2011年11月、私は南里道場の分支部道場を計画、2012年2月に両国南里道場を開設いたしました。
私が常設道場を決意したのは、南里師範が入院された時のことでした。
いつも元気な南里師範が入院している姿は、自分の父が入院したときを思い出し、それは考えさせられることがありました。
私が25歳の時に、父は心筋梗塞で突然亡くなり、そのあとすぐ家族みんなでインフルエンザに掛かり大変でした。
真冬の寒い中、南里師範は父の葬儀に来ていただき、励ましのお言葉をいただいて私は助かりました。
私にとって南里師範は父親であり、時には叱っていただいたり、なかなかありませんが、たまに褒めていただいたりしております。
私は、2018年1月から、南里師範がいつも稽古している大島道場の少年部の指導をお手伝いさせていただくようになり、毎週審査会のような緊張した気持ちですが、楽しく取り組んでおります。
南里師範は演歌や歌謡曲・洋楽を聞いてリズム良くサンドバッグを毎日叩きこんでいます。
サンドバッグが壊れて何回も交換しています。
最初はカチカチのサンドバッグがそのうち柔らかくなり、物によっては吊すチェーンの留め具が壊れたり、皮の縫い目がほつれたり、生地が薄くなり中身が出てしまう等、交換した数だけ研究されております。
私は南里師範に空手を教えて頂いたことがきっかけとなり、その後に多くの方と出会い、勉強させて頂く場が増えました。
今後も一人でも多くの人に新極真会で空手を始められるような環境を作っていきたいです。
最後になりますが、昇段審査の機会を与えて下さいました南里師範、家族、道場の仲間達、職場の皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。押忍
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