この度は昇段審査の機会を与えて頂き、ありがとうございました。
私が極真の門を叩いたのは20年前の27歳の時でした。
それまでの私は、子供の頃から物事が長統きせず、何の取り柄もありませんでしたが、何か自分の中に1つ誇れるものが欲しいと思い、知り合いの通っていた今の道場へ入門しました。
初めは何年も体を動かしていなかったせいもあり、本当に大変で、入門早々に辞めようかと思いましたが、先生や先輩方に励まされ丁寧に指導して頂いたおかげで、少しずつ色々な事が上達するのが楽しくなったのを覚えています。
入門当初だけではなく、これまでの間に、仕事や怪我で精古から足が遠のく時期もありましたが、師範や先生に「続ける事。それが一番大事なんだ。」と声をかけて頂いた事で、統けて来る事が出来ました。
昇段審査は、コロナ対策の為に事前の対人槽古を一切行わずに迎えたので、緊張と不安で一杯でした。
基本、移動、体力、型、そして最後に十人組手と進み、あまりの苦しさに、途中からどの様に動いたのか、あまりよく覚えていませんが、10人目の最後に長年教えを受けた小畑先生がお相手をしてくださったのは嬉しかったです。
後日、師範から合格と伝えられましたが、初めに志した自分の誇れるものには、まだまだ届いていません。
この先も鍛錬を怠らず、先生や先輩に教えて頂いた事、自分の経験してきた事を後輩へ伝えて行く事で、これまでお世話になった御恩を返し、そして誇れるものにしていきたいと思います。
最後に、これまでご指導頂いた、深谷師範、小畑先生、諸先輩方、そして一緒に汗を流した道場生の皆様方に感謝いたします。
ありがとうございました。押忍
※秋田支部情報はこちらよりご確認下さい。