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和歌山支部 竹中勇介 初段昇段レポート(2021年9月5日)

2021.11.24
昇段レポート

この度は、昇段審査を受けさせていただき、ありがとうございました。

私が空手を始めたのは、25才の時でした。それまでは「強さ」に対する漠然とした憧れはあったものの親譲りで運動神経は皆無であり、自分には縁のないものと諦めていました。
しかし、社会人になり何か新しいことを始めたいと思った時、真っ先に浮かんだのが「強さ」の象徴である「極真空手」でした。

そのような経緯で、自宅近くの松島道場に入会したわけですが、それまで運動らしい運動をやったことがなかったので、入会当初は腕立て、腹筋等の補強運動もまともにできず、稽古後は息も絶え絶えになっていたと記憶しています。
そんな中、黒帯の方々は淡々とメニューをこなしており、やはり極真の黒帯というのは別格だと畏敬の念を抱いておりました。

途中、仕事との両立が難しくなり、稽古の回数が減った時期もありましたが、年数が経つにつれて帯の色も上がっていき、茶帯にはなったものの昇段はやはりハードルが高く、なかなか一歩が踏み出せずにいました。

そんな時、中上先生が「いつまでに黒帯をとるという目標を決め、それに向かって努力しなさい。そうすれば稽古もより充実したものとなります。」とおっしゃられました。
私自身も空手を始めてから10年余り経過しており、年齢も30代後半になっていたため、受けるとしたら今しかないと思い、先生に月に昇段審査を受けたいとの意思を伝えました。
それからは稽古量を増やして、10人組手を完遂できるスタミナをつけることと苦手な型を何度も反復練習することを心がけました。

そして審査当日、自分にできることを精一杯やろうと臨みました。
審査は基本、移動、型と進み、最終の10人組手の時の私の緊張はピークに達していました。

いざ始まるとやはり想像以上に厳しく、思ったような組手は全くできませんでしたが、何とか最後までやりきることができました。
憧れていた黒帯になることができましたが、まだまだ自分にはそれに見合った「強さ」がなく、これからも黒帯にふさわしい「強さ」を身につけるため、より一層稽古に励んでいきたいと思っています。

最後になりましたが、審査をして下さった黒岡師範を始め、何もできなかった私を黒帯になれるまで粘り強く導いてくださった中上先生、分支部長の方々、組手の相手をしてくれた皆さま、応援に来てくれた松島道場の皆さま、本当にありがとうございました。

今後もかわらず精進していきます。押忍


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