コロナ禍の影響で3度の延期を余儀なくされた全九州大会。
グループ分けや消毒の徹底など、十分な感染防止対策を講じて開催にこぎつけた。
また10月開催となったことで、12月の全日本大会で上位進出を目指す強豪選手が多数エントリーし、男女とも混戦の様相を呈している。
※新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、出場選手の変更、もしくは大会が延期、中止になる場合がございます。
・大会名:第34回全九州大会
・開催日:2021年10月31日
・開催場所:SAGAサンライズパーク総合体育館
・アクセス
JR佐賀駅下車後、佐賀駅バスセンター2番乗り場から「尼寺・金立線」へ乗車。
もしくは佐賀駅バスセンター7番乗り場から「イオンモール佐賀大和行き」、「古湯・北山行き」、「中極経由小城行き」のいずれかへ乗車。【市文化会館前】で下車、徒歩2分
今大会は12月に全日本大会が控えているためか、勢いのある若手有力選手がこぞってエントリーしている。
一般男子の部で中心となるのは、鳥原隆司と渡辺和志だろう。
鳥原は第12回世界大会で日本代表に選ばれた実績があり、今年5月に行なわれた第6回JFKO全日本大会男子軽重量級でも3位入賞をはたした実力者。
対する渡辺も、2018年の第17回全アジア大会男子85kg以上級で準優勝を勝ち取っており、第6回JFKO男子軽重量級でも3位に入賞した逸材だ。
全日本大会で上位を狙う両雄が、今大会の優勝候補筆頭と予想される。
ふたりに続くのは、福岡支部の藤田春人と大坪裕希、広島支部の古本翔基か。
藤田は8月に行なわれた福岡県大会で準優勝、大坪は9月の熊本県大会で優勝をはたして勢いに乗っている。
古本は全中国大会を3連覇しており、全日本大会でも上位に食い込む可能性を秘めている。
さらに他流派からは(一社)極真会館関西総本部の芦髙侑平の参戦も決定し、闘いの激しさが加速する。
一般女子の部は、ともに第6回JFKO全日本大会で入賞をはたしている野邑心菜、目代結菜が中心となりそうだ。
他にも、第1回アジアフルコンタクト大会女子中量級王者の網川来夢、他流派からは蒼天塾の西谷柊香も出場を予定している。
ひさびさに行なわれる全九州大会は、男女とも激戦となりそうだ。
大会主催者:楠愼吾(佐賀筑後支部支部長)
「3度の延期を経て、ついに全九州大会を開催できる運びとなりました。今大会の開催が、コロナ禍における選手の目標になればうれしいです。
今回は全日本大会と時期が近いこともあり、勢いのある若手選手が集う形となりました。
日々の鍛錬の成果を発揮し、各選手にとって実りある大会になることを願います。
また主催者として、選手が世界に羽ばたく一翼を担う大会にしたいと考えています。
そのためにもコロナ対策を万全にし、成功に向けて全力で導きたいと思います。」
前回大会の一般上級の部決勝戦 賀数拓海 対 池内敬直