塚本師範、三島先生、道場へ誘って頂きました田中新一郎先輩、そして、応援、ご指導頂きました塚本道場の先輩方、道場生の皆様、この度は、黒帯の昇段審査の機会を頂きまして、ありがとうございました。
本道場に入門させて頂いた当初は、稽古中に具合が悪くなり、座り込むことも多かったのですが、週に２回の稽古を重ねていくうちに、徐々に体も慣れ、稽古についていけるようになりました。
稽古を重ね、初めて参加した試合は、文字通り心臓が口から飛び出るほど怖く、緊張していました。
今まで生きてきた中で、あれほどの緊張感を経験したことはなく、とても貴重な経験でした。
塚本道場での空手を通じて恐怖や緊張を乗り越える強さ、その先にある楽しさを実体験しました。
試合や稽古の最中、もう限界と思っても、師範、先輩、仲間の応援で体が動きます。
しかし、稽古をしっかりと積み重ねたと思っていても、全国大会ともなると優勝には届きませんでした。
あれほど稽古しても足りないのか、と落ち込みました。
黒帯への昇段の許可を頂き、今一度考えてみました。
今までは、自分自身はやるだけやった、頑張ったと自己満足することが多かったと思います。
そこで確かに解かったことは、どんな時もあきらめない強い気持ちがとても大切で、決して自分で限界を決めたりはしないという事です。
きっと頑張ったという言葉は、自分自身に自らかける言葉ではなく、周りから与えられる言葉だと感じるようになりました。
これからは、空手や仕事、日々の生活において、自己満足な考え、自己の限界を勝手に決める事なく、謙虚な姿勢を心がけ、どんな事でも、周りの人から「頑張ったね」と言われることができるよう、努力し続けたいと思います。
最後に、一人では、試合へ臨むことも、昇段審査を受ける事も出来ませんでした。
皆様への深い感謝の気持ちを忘れることなく、空手の道を全うしたいと思います。押忍
※世田谷･杉並支部情報はこちらよりご確認下さい。