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西神奈川支部 藤井宏幸 弐段昇段レポート(2022年3月22日)

2022.05.08
昇段レポート

この度は、昇段審査を受けさせていただき大変有難うございました。

私と極真空手の出会いは、中学3年の時、当時映画でブルースリーやジャッキーチェンなどテレビではプロレス放送などが流行っていて、私も強さに憧れ地元にあった伝統派の空手道場に通っていましたが、書店で『空手バカ一代』を手に取りました。
冒頭には『これは事実談であり、この男は実在する!』と書かれており、その言葉に惹かれ購入し自宅で読みました。
そこにはプロレスラー、プロボクサーそして牛をも一撃で倒す極真空手の創始者である大山倍達総裁のことが描かれており、私は『こんなすごい人がいるのか』と衝撃を受け『自分も極真空手に入門したい』と思い、極真会館神奈川西支部小田原道場へ入門しました。

稽古では今までやっていた空手の稽古の何倍も厳しく、組手では先輩たちに倒され身体中アザだらけになりました。
でも、『これが極真空手なんだ』と嬉しい気持ちがありました。

その後合宿に参加や試合にも出場し、20歳の時に初段をいただく事となりました。
その後、仕事の都合や家庭の事情などがあり道場からは離れることとなりましたが、その後、縁があり厚木赤羽支部の鈴木国博師範のもとで稽古をさせていただき、数年後には自宅に近い小田原の西神奈川支部へ移籍し谷川光師範の元で稽古をさせて頂いており、現在に至ります。

移籍と同じ頃に私は精神的な病を発症し、それがどんどん悪くなり仕事も空手もできなくなってしまいました。
事あるごとに谷川師範には声をかけて励まして頂きました。

その後、年月は掛かりましたが体調も良くなり仕事も空手もできるようになりました。
ただ元来の怠惰性質の為、1回道場へ行っては、また休むことが繰り返され定期的に稽古に通うことができませんでした。

ある日、道場へ行くと、私と同年代もしくはそれ以上の年齢の方々が頑張っている姿を見て『自分は今まで何をしていたんだ』と思い反省し、もう一度稽古に専念しようと決心をしました。

長い間稽古をしておらず体重もかなり増えてしまった為、かなり体がきつかったのですが週に2回道場へ通うことを目標にしました。
徐々にではありますが身体も動くようになってきて試合にも出場する機会を頂きました。
試合では思うような結果を出せませんでしたが、またチャレンジしたいと思っています。

その後、谷川師範より弐段の昇段審査を受ける機会を頂きました。
審査が決まってから、道場へ行く回数を増やし、稽古では谷川師範より基本、移動稽古、型、組手全てにおいて1から教えて頂き、肩も体の使い方、立ち方、技の使い方などを教えていただきました。
そこでは、まず基本がしっかり出来ていないと駄目であり基本があり、その延長上に応用があるということを改めて認識させて頂きました。

審査の当日ですが、緊張もあり立ち方にふらつきや、突きにおいてもしっかり決めることができず、十人組手においても思うように動けることができなく、今後の課題となる箇所が多かったですが、なんとか無事に終了することができました。

今後も大山倍達総裁が言われていた極真精神『頭は低く目は高く口を慎んで心広く孝を原点として他を益す』を意識して空手道に修行に精進して参ります。
最後に一緒に稽古してくれた方々、谷川光師範、以前所属していた厚木赤羽支部の鈴木国博師範に、この場を借りてお礼を申し上げます。
大変ありがとうございました。

※西神奈川支部情報はこちらよりご確認下さい。


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