村山師範、この度は、コロナ禍の中、昇段審査の機会を与えていただきありがとうございました。
そして私に昇段のお許しをいただき感謝申し上げます。
私が空手を始めたのは高校1年生の時からで、8年が経ちました。
きっかけは体力向上と護身のために始めました。
初めて道場へ体験に行った日は、黒帯の先輩方が数名おられて基本稽古、移動稽古、ミッド打ちの練習まで丁寧に教えていただきました。
格闘技の経験が全く無かった私にとってミッド打ちや、生で見る組手は新鮮でとてもわくわくしたのを覚えています。
入門してどんどん空手にのめり込んでいき黒帯への憧れも強くなっていきました。
審査を受けて帯の色が変わっていくのが嬉しくて仕方がありませんでした。
当時、学校でも部活動を2つ掛け持ちしており、毎日下校が稽古時間ギリギリでしたが、その疲れが吹っ飛ぶほど夢中になっていました。
しかし、茶帯を頂いたころから組手技術に伸び悩み、道場から足が遠のいた時期がありました。
そんな時、先輩から「どんなに落ち込んでいる時でも最低週1は稽古に行きなさい。上級者だからこそ基本稽古、移動稽古をもっと丁寧に行いなさい。」とお言葉をいただき、基礎からコツコツ昇段を目指して積み上げてきました。
その甲斐があり、今年の3月に村山師範から昇段審査の受審を推薦いただきました。
本当に天にも昇る気持ちでした。
辛いことからいつも逃げ続けた私にとってかけがえのない財産です。
10人組手では、先輩方の厳しさの中に優しさ溢れる組手に胸がいっぱいになりました。
最後になりましたが、入門当初から指導して下さった村山師範、先輩方、一緒に稽古してくれた皆様、本当にありがとうございました。
これからは黒帯を締める者として、後輩たちの見本になれるように日々精進いたします。押忍
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