この度は、昇段審査の機会を与えていただき、ありがとうございました。
遠江師範をはじめ、支部の先生方、先輩方、道場生の皆様のおかげを持ちまして黒帯に到達することができました。
心より感謝申し上げます。
思えば、アニメ「空手バカ一代」を見て育った世代。小学校一年生で近所の剛柔流の空手教室に通いましたが、寒稽古で琵琶湖に足を浸けての基本稽古に泣き出してしまい、そのまま辞めてしまいました。
高校時代には空手道部に入部。先輩のしごきになんとか耐えながらも、部員数の減少で廃部に。一度も昇級審査を受けられず、白帯で終わりました。
その後長らく空手から遠ざかり、仕事も事務仕事ばかり。
体を動かしたいと思っていた時に、“パパ友”から捌き系のサークルに誘われ数年。
しかし、自分の中では、何か違和感があり、インターネットなどで検索する中で、憧れの緑代表の新極真会に次第に魅かれてまいりました。
そして当時小学2年の息子とともに遠江師範の稽古を体験させていただき、そのまま45歳にして入門いたしました。
空手一筋、卓越した指導力とご人格を備えられた遠江師範と、気さくな人柄の諸先輩は温かく迎え入れてくださり、今日まで空手を指導してくださるとともに、折に触れ励ましてくださいました。
当初は長く続けていけるだろうか、と自分でも心配でした。
白帯から橙帯への審査では、組手で太腿にしこたま下段を浴び、翌日階段の上り下りが苦痛だったのを今も鮮明に覚えております。
しかし、稽古を重ねるごとに、新極真空手の奥深さを垣間見ることができ、充実感を得てまいりました。
一緒に入門した息子は部活が忙しくなって退会しましたが、最近では、1年前に入門した高校生の娘とともに、楽しく稽古に通っております。
まだまだ、心・技・体ともに未熟な自身であります。
これから黒帯に恥じぬよう、道場訓を胸に刻んで内面を磨き、研究を重ね、ますます稽古に励んでまいりたいと思います。
遠江師範、皆様、今後ともどうぞご指導の程よろしくお願いいたします。押忍
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