この度は昇段のお許しをいただき誠にありがとうございました。
入門よりここまで私を導いて下さった山田師範、心より感謝申し上げます。
元来より体力に難のある私にとって昇段審査、特に連続組手はたいへん過酷なものであり、途中何度も心が折れかかりましたが、その度に稽古中に師範、指導員の先生方からいただだいた力強いお言葉を思い出し、また道場生の皆さんの熱い声援をいただき、なんとか完遂することができました。
師範より昇段のお許しのお言葉を頂戴した時、かつて経験したことのないほどの感動を覚えました。
私が極真空手を知ったのは高校時代に「空手バカ一代」を読んだ時です。
ただ、当時はやってみようという気持ちまでにはなりませんでした。
その後、大学時代に大山総裁の講演をお聴きする機会があり、いつかやってみたいという気持ちに変化していきましたが、体力的に自信が無くどうしても門をたたけずにおりました。
ただ、子どもが生まれ、しつけ教育の一環として空手を習わせるべく道場に見学に訪れた時、この機会を逃すともう二度とチャンスはないと感じ、子どもと一緒に入門することにしました。
それから今日に至るまで、私にとって本当に体力的・精神的につらい時がたくさんありました。
それを支えて下さったのが師範、指導員の先生方、道場の先輩方、そして同じシニアの仲間です。決して一人の力ではここまで来ることはできなかったと改めて思います。
これからは自らの修行をさらに続けていくことは当然のことですが、後輩の道場生の皆さんにも同じ感動を味わってもらえるように指導できる存在になれたらと思います。
この度は昇段のお許しをいただき、改めて御礼申し上げます。押忍
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