この度は、昇段審査受審の機会をいただき誠にありがとうございました。
本格的に空手を始めて10数年、何事にも中途半端だった自分が諦めずにこれまで来たのも長年ご指導をいただいた鳴海沖人師範のおかげでした。
2017年には、その鳴海師範から指導員で道場やってみるか?と声を掛けていただき、正しい姿勢、綺麗な礼儀、真の心の強さをつくることをモットーに分支部をはじめさせていただきました。
その後、2022年初春にその鳴海師範が「ご自身の道を進まれる」とのことから、新極真会を退会することとなり、長年の師を失う戸惑いのなか8月1日より新極真会総本部青森道場の責任者として、その任を引き継ぐこととなり、総本部直営道場として、小井泰三師範のご指導のもとで再出発をすることになりました。
小井師範からは「指導する生徒に自身の頑張る姿を見せましょう。青森道場を指導する上で、これまでの修業の節目として初段に挑戦するように」と声をかけていただき、10月に昇段審査受審の許可をいただきました。
私が指導する弘前の道場には一般部が自分ひとりしかおりませんでしたので、審査に向けて稽古する相手がいないことに苦慮しました。
しかし、周りの仲間から声を掛けてもらいながら、少年部の指導の合間の自主稽古を続けてその不足を補っていきました。
しかしながら、一番の悩みは基礎体力と十人組手でした。
審査の課題の型や移動稽古など、初めて学ぶこともたくさんありました。
このような苦しい場面に遭遇したときも、総本部の先生方が心暖かいメールと動画でサポートしてくださり本当に助かりました。
こうして昇段審査当日まで自分なりに精一杯努力した次第です。
審査当日は、緊張のなか、青森道場の生徒たちの応援と、総本部の皆さまの温かいご支援をうけました。
特に最大の審査項目であった十人組手では、対戦相手をしていただきました諸先輩方の励ましもあって、何とか最後までやりきることができ、昇段の許可もいただくこができました。
心から感謝しております。
最後になりますが、今後も驕ることなく、より一層空手道に精進してまいります。
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。押忍
※総本部青森道場の情報はこちらよりご確認下さい。