まずこのような昇段審査に臨む機会を与えてくださったこと心より感謝申し上げます。
私が空手を始めようと思ったきっかけは自分や周りの人を守りたいと思ったからです。
しかしいざ入門すると想像以上に強い人ばかりで、自分なんかがこんな人たちの勝てるようになるのか。そう思ったことが何度もありました。
稽古を受けていると苦しいことや辛いことがたくさんありました。
しかしそれ以上に嬉しいことや楽しいこともありました。
組手で負けても師範や先輩方が自分に足りないところを教えてくださったり、応援してくださったりしました。
それがとてもうれしくて、同時に自分は期待されている。自分は応援されている。ということを実感しました。
最初は空手は個人競技で一人心細く試合に出場していたのですが、今では昔から自分は一人ではなく道場の皆さんと一緒に戦っているのだと思えるようになりました。
今回の昇段審査では、自分が黒帯をしている姿など想像もできず道場の先生方のようになれるのかという不安がありました。
ですが、入門当初からの目標でもあった昇段するチャンスが目の前にある。ここで逃げたらほかのことでも逃げてしまいそうで、自分に自信をつけるためにも審査を受けさせていただきました。
十人組手はとてもしんどいと聞いていたのですが、想像以上に苦しくて前に出るのが精一杯でした。
何度か上段蹴りをもらい心が折れそうになりましたが倒れることなく十人組手を終えることができました。そして、自分の弱さ未熟さに気づくことができ、もっと強くなりたいと思えるようになりました。
和田師範から昇段のお許しを頂き、夢でも見ているのかというくらい本当にうれしかったです。
ですが黒帯になったからと言って満足せず、もっと高みを目指せるように、もっと礼儀を尽くせるように、もっとみんなの見本になれるように日々精進していきます。
最後になりますが、和田師範、先輩方、応援してくださった皆様本当に本当にありがとございました。
まだまだ未熟な私ですがこれからもご指導よろしくお願い致します。
※大阪北摂支部情報はこちらよりご確認下さい。