例年とは異なる時期での開催、加えてドリームフェスティバルのわずか6日後ながら、今年も全関東大会に600名を超える選手が集結した。
ここでは世界大会の日本代表選手も名を連ねる一般部にフォーカスを当てる。
・開催日:2023年7月29日
・開催場所:横浜武道館
・アクセス:JR『関内』駅南口より徒歩6分、横浜市営地下鉄『伊勢佐木長者町』駅より徒歩4分
一般男子無差別級で中心となるのは、第10回世界大会ベスト16の実績を持つ水野暁記だろう。
ただ急成長を見せる埼玉県大会一般無差別級3位の後藤光乃介、そして那須翔太など若手勢も勢いがあるだけに、勝ち上がりを予想するのは難しい。
100㎏超えの選手が半数以上を占めることもあり、ド迫力の闘いが繰り広げられることになりそうだ。
女子で目を引くのは、 第13回世界大会の日本代表に選出された冨村日花の出場だ。
一般女子上級中量級の出場者は3名のみではあるが、JFKO全日本大会で伊藤煌彩と熱戦を 展開した村林千紘も名を連ねるなど見どころは多い。
一般男子上級軽中量級も楽しみな階級だ。
ブロック大会や県大会で入賞を重ねる北嶋治将や宇佐美大鳳など、鈴木未紘と同じ〝新高校3 年生世代〟がエントリー。
やや気が早いが2027年開催予定の第14回世界大会を占う意味でも、次代を担う有望株の試合は見逃せない。
その他の階級も含め、大会テーマである「関東から世界へ」を体現する選手の台頭に期待したい。
大会主催者:木元正資(神奈川東横浜支部支部長)
「神奈川県立武道館が大規模な改修工事に入り使用できなくなった関係で、横浜武道館のほうに申し込みが殺到したようです。
そのため会場の空きが7月29日しかなく、例年とは違う時期での開催となりました。
今年は新型コロナウイルスの5類移行に伴い、マスクは任意、声出し解禁、セコンド2名という通常通りの開催を予定しています。
4グループに分けての実施となりますが、特別な規制はありませんのでかつての熱気が蘇ることでしょう。
一般部は男子4階級、女子2階級で行なう他、今大会より型部門と初級・中級部門を新設しました。
出場選手には、大会のキャッチフレーズでもある『関東から世界へ』を体現してほしいですね。」