この度は五段のお許しをいただきありがとうございました。
前回、四段に昇段した際に「五段は受審資格を得られたらすぐに挑戦しよう」と決めておりましたが、この五年間の間にはコロナ禍・選手引退・父の他界など、私の人生に於いて様々な大きな出来事があり、不安や悲しみに苛まれ思うように稽古ができない日々もありました。
それでも上を向き前進し、こうして一つの目標を達成できたのも、家族・兵庫中央支部道場生・保護者・支援者の方々が私を支えてくださったお陰と感謝しております。
審査当日は、世界空手セミナー内での昇段審査受審が初めてのこと、大会審判や総会などの業務で直前に充分な稽古ができないこと、過去の審査での失敗を今回も繰り返さないか、など不安な面もありましたが、そうした己の弱さと向き合い、乗り越えるために稽古をしてきたと自身に言い聞かせ審査に臨みました。
多くの外国人空手家、100名以上の受審者と、今まで経験したことのない審査会となり独特の緊張感がありましたが、意識を己に向け全力を尽くすことに集中した結果、一次審査・二次審査共に大きく心身が崩れることなくやり遂げることができました。
ただ、反省点も多々あったので昇段できたからといって慢心することなく、今後も自身の課題に取り組んでいきたいと思います。
気がつけば、小学4年生の春に両親に連れられ大阪北支部に入門してから33年以上経っていました。
あの時、父が極真空手を愛していなければ、大阪北支部が無ければ、今の私はありません。
両親、そして師である前田師範への感謝の念を生涯忘れることなく、精進を続けたいと思います。
そして支部長としてこの新極真空手の素晴らしさを兵庫で一人でも多くの方に伝え、組織発展に寄与できるよう全力を尽くして参ります。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。押忍
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