この度は四段のお許しを頂きありがとうございました。
参段を取得してから気づけば約15年、選手生活を優先するといえば聞こえは良いですが昇段審査からは目を背けている自分がいました。一線を退いてから一度は昇段審査を受審しようと準備を進めていたのですが審査直前で自分の不注意で怪我をしてしまい審査を見送り、コロナ禍も重なってまた昇段審査から数年遠ざかってしまいましたが、今年の年明けから世界大会後のセミナーで昇段審査を受審すると決めて準備を進めてきました。
基本稽古と移動稽古は日々の指導で生徒と共に稽古をしながら形や動作、技の切れや力強さを常に意識しながら稽古しています。型や体力は一人稽古で何度も反復を繰り返し身体に染み込ませました。
迎えた審査当日、試合とは違う独特な緊張感の中で始まりましたが基本審査から一つ一つの技を手を抜かずに集中しながら全力を出すことを心がけて行いました。
二次審査の組手では開始前に緑代表から激を頂き、自分の中で大切にしている「負けない空手」を意識して相手の先を取りながら先手、受け返し、カウンター、体捌きを最後まで集中してやり遂げられたと思います。組手の相手には世界大会代表選手もいて自分の技量・力量を知ることができて大変勉強になりました。
審査して下さった緑代表始め審査委員の皆様、世界セミナーの受審者稽古で指導して下さった外舘師範、エスカレラ師範、受審者の皆様、ありがとうございました。
コロナ禍が明けてから久しぶりに海外の師範や仲間たちと再会できて、共に昇段の喜びを分かち合えたことが何よりも嬉しかったです。世界大会関連行事の準備に尽力して下さった事務局の皆様に感謝申し上げます。
最後になりましたが、いつも道場を支えて下さる指導員の皆さん、道場生、保護者の皆さん、いつも心の支えと励みになっております。たくさんの応援ありがとうございました。
※京都南支部情報はこちらよりご確認下さい。