この度は、昇段審査受審の機会を与えていただきまして、ありがとうございました。
昇段審査の受審許可を頂いたのが2023年4月の事でした。
その時は嬉しい気持ちで舞いあがり、ただ闇雲に練習をしていました。
強くなる為には練習の回数を増やしそこに時間を費やせば受かると思い自分なりに一生懸命に取り組んだつもりでいました。
そして1次審査を受けた結果は「保留・追試」というものでした。
自分に何が足りなかったのか呆然としている時、師範から「直接指導するから来週から来なさい」とお声がけ頂いて香川中央支部の本部道場で毎週指導して頂きました。
師範の稽古はもちろん厳しくそして細かい所までの注意力が必要でしたが、それ以上に稽古の終わりにお話いただいた「心」についての話が私の中の空手への向き合い方を大きく変えてくれました。
それからは家や職場で時間が空いている時にまず道場訓の一言一言の意味を理解するために何度も紙に書き、新極真空手の理念である「心極める」の本質に少しでも近づけるように努力するようになりました。
もちろんまだまだ未熟者で一生をかけての努力が必要だと思いますが、師範がいつも仰っていた「心を清らかにそして自分の弱さと向き合う」ことは日々実践できるようになってきたと思います。
そうして迎えた2次審査では心を穏やかに保ち、良く見せたいと思う邪な気持ちは持たず師範や指導員の方々から教わってきたことを信じ自分のできる事全てを出し切ることだけに集中して臨むことができました。
そして師範から合格を頂いた時に喜びより感謝の気持ちでいっぱいになった時、自分の成長を感じることができました。
最後になりますが昇段をお許しいただきました原内師範には心より感謝申し上げます。
そして私の通っている坂出道場の羽原先生にも心より感謝しています。
羽原先生がいてくれたおかげで最後まで諦めずに挑戦できたと思っております。押忍
※新極真会香川中央支部の情報はこちらよりご確認下さい。