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2023年新年鏡開き稽古会

2023.01.09
新極真会ニュース

1月8日、大山倍達総裁が眠る東京・護国寺で、新年最初の行事となる鏡開き稽古会が行なわれた。緑健児代表、小林功副代表、三好一男副代表をはじめ、関東近郊を中心とした支部長・道場長や、第13回世界大会日本代表選手、第7回世界ウエイト制大会日本代表選手らが参加。澄み渡った青空の中、総勢187名が気合いの入った稽古を行なった。

例年通り鏡開き稽古会は、観音堂(本堂)での護摩供養から始まった。昨年に続き新型コロナウイルス対策により入場者数は制限されたものの、支部長・道場長と日本代表選手ら約70名が参列。今年5月に予定されている第8回JFKO全日本大会での男女全階級制覇、10月に開催される第13回世界大会の男女ダブル制覇を祈念し、祈祷が行なわれた。


参加者全員の記念撮影の後は境内に場所を移し、正拳中段突きから基本稽古がスタート。緑代表は「第54回全日本大会の第一次選抜で日本代表に選ばれた選手は計画的に稽古をしてもらいたいと思います。代表入りをはたせなかった選手は5月のJFKO全日本大会での第二次選抜において、新極真会の選手が一人でも多く日本代表に入ることを期待しています。先ほど世界大会でのダブル優勝と、JFKO全日本大会での男女全階級制覇を祈願していただきました。それを成し遂げるかどうかは選手のがんばり次第ですので、ぜひともがんばってほしいと思います」とあいさつを行なった。


基本稽古の締めは恒例の廻し蹴りとなったが、今年は昨年までの100本ではなく200本に設定。「きついところでがんばると強くなります」という緑代表の掛け声とともに187名が気合いの入った廻し蹴りを行ない、熱のこもった稽古を締めくくった。

基本稽古に続いての奉納演武では、第54回全日本大会を制した入来建武と第3位の鳥原隆司が実戦さながらの組手を披露。奉納演武型は、カラテドリームフェスティバル2022型・男子35歳以上優勝の佐野英雄支部長、同じく型・女子35歳以上優勝の谷口亜翠佳参段が撃砕小を披露した。


奉納演武の後は、第54回全日本大会で第13回世界大会への出場権を獲得した入来、鳥原、渡辺優作、鈴木未紘が紹介され、「力を合わせて男女ともに王座死守を達成します」と、選手を代表して入来が決意表明を行なった。

その後も第7回世界ウエイト制大会で王者に輝いた吉澤穂高、飯野駿、石原凜々、冨村日花、宇都宮美咲を筆頭に日本代表メンバー、そして監督・コーチが呼び込まれ、中量級王者の𠮷澤が「みなさまの応援がポーランドに届き、8階級中5階級を獲ることができました」と、参加者に向かって感謝の言葉を口にした。

また奥村幸一監督も「5階級を制覇することができましたが休息はありません。第13回世界大会に向けてがんばります。とくに男子は第1回大会から王座を獲られたことがありません。女子は第12回大会で王座を獲りましたけど、連覇をしたことがありません。第13回大会からは型の競技も始まります。男女ともに組手も型もダブル優勝を成し遂げます」と力強いあいさつを行なった。

奥村監督の言葉にもあるように、第13回世界大会で第1回型競技選手権大会が行なわれることが決定。それにともない型競技の監督に就任する藤原康晴支部長、コーチを務める外舘慎一支部長が紹介された。第1回大会に向け、ドリームフェスティバル2023全国大会で日本代表選手団を決める予選会が行なわれることも併せて発表された。

また稽古会の締めとして、“110番の日”である1月10日に警視庁調布警察署で一日警察署長を拝命した目代結菜が紹介され、大役を担うにあたり「光栄な体験をさせていただきますので、全力で署長を務めたいと思います」とあいさつを行なった。

最後に、参加者が順番に大山総裁の墓前に手を合わせ、2023年の幕開けとなる鏡開き稽古会が滞りなく終了した。



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