入会して9年2か月、先日の昇段審査でようやく目標としていた初段に昇段させて頂きました。
ここからは入会してから初段取得までの出来事や軌跡を僭越ながら記そうと思います。
小学2年生の時、空手と出会いました。
大阪に旅行に行った時、兄の友人に遊びがてら空手を教えてもらい、その友人の姿に憧れて本格的に空手を始めようと決意しました。
最初は空手に行くのが楽しみでしたが、帯の色が濃くなり稽古の強度も上がっていくにつれて、稽古が嫌になり辞めようと思った時期がたくさんありました。
茶帯への昇級審査の前は辛すぎて、師範に帯を取得したら辞めたいと言って断られた事もありました。
その度に師範や仲間に時に優しく、時に厳しく励ましてもらい何とか空手を続ける事が出来ました。
そして空手を始めて8年ほど経ち茶帯に一本線が入り、帯の色に相応しい人間に近付いたと思い始めた頃、黒帯昇段審査の話を受けました。
話を受けたのは約1年前でしたが、その時点で凄く緊張して受けるかどうか悩んでいたのを覚えています。
ですが今までの稽古で実を結んだ実力を周りに見せる、強いては自分自身の力に繋がるチャンスだと思い初段審査を受けました。
終わってみればあっという間でしたが、この1年辛いことがたくさんありました。
明らかに稽古の強度が増したり、号令を掛けるために技を覚えた事は肉体的にも精神的にも辛かったです。
また学業を言い訳にしたくありませんが、勉学に励みながら空手にも時間を費やし、文武両道をし続ける事は受験生としては辛いものがありました。
ですが終わってみれば凄く良い経験になったと思います。
そして過酷な昇段審査を受け、念願の黒帯になることが出来ました。
正直10年弱も続ける事が出来るとは思ってもいませんでした。
紆余曲折ありながらも廣前師範、指導員の方、他たくさんの方々が応援して下された事の感謝を忘れません。押忍
※宮崎ひなた支部情報はこちらよりご確認下さい。