この度は、昇段審査を受けさせていただき弐段昇段のお許しをいただきました事、誠にありがとうございました。
また、審査の機会を与えてくださいました金田和美師範、審査さながらの稽古、指導をしてくださいました山田雄二先生、佐々木辰也先輩に心より感謝申し上げます。
初段をいただいてから出産・子育て・仕事を理由に稽古から遠ざかっていましたが、夫、息子と共に辰也先輩が指導されている六郷道場で稽古を再開したのが4年前の事でした。
稽古にこそ通ってはいましたが、昔の自分や頑張っている先輩や後輩の姿を見ては「私なんて…」「どうせ…」と前向きになれずにいました。
指導員として審査会を手伝わせていただく機会があっても、自分の言葉や行動に自信が持てず背中を丸めている自分がいました。
そんな私が「私も変わりたい、前を向きたい」と思ったのは、総本部にて昇段審査を受けられた山田先生の話を聞き、昨年の3月に行われた宮城支部の審査会で昇段審査に挑戦する辰也先輩の勇姿を見たからでした。
それから少しずつ稽古に対する気持ちが変化していきました。
そして、昨年の9月から12月の昇段審査を目標に頑張っている夫と共に本格的に型や組手の稽古をする様になりました。
昇段審査に挑戦したい気持ちと、どうせ…と逃げてしまいたい気持ちに揺れていた時、辰也先輩に「決めるのは自分。決めたら最後まで応援するし、力になります。」と言葉をいただき逃げないぞ!!と決心しました。
頑張れば頑張る程、自分の至らない所が見えてきます。
体力・基本・柔軟性そして精神面…。毎回の稽古が戦いとなりましたが、自分の心と体と向き合う大切な時間となりました。
審査会は何一つ満足のいく内容ではありませんでしたが、自分自身に負けず最後までやり遂げられた事が自分にとって一番の宝物になりました。
10人組手では、相手をしてくださった先輩や後輩の皆様が頑張れと力をくださり、一緒に稽古をしてきた道場生や保護者の方の声援が体も心も辛くなってきた時の力となり、なんとか完遂する事が出来ました。
沢山の人に支えていただき今の自分がある事を改めて強く感じました。
感謝の気持ちを忘れず、弐段の帯を締めている自分を恥ずかしいと思う事がない様、これからも精進して参りたいと思います。押忍
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