この度は、昇段審査の機会を与えていただき、誠にありがとうございました。
私が佐藤道場に入門したのは、約13年程前になりますが、入門したきっかけは、当時、総合格闘技に興味があり、いくつかのジムを調べている所でしたが、甥っ子が群馬町道場に通っており、何気なく見学させて頂いた時に、組手の技や型の華麗さ、武道の精神に感銘を受け、直に入門させて頂きました。
大学の部活動で、アメリカンフットボールをやっていた事もあり、体力には自信がありましたが、いざ稽古に入ると、大変にきつかった事を思い出します。
そして月日は経ち、昇級も経て、試合にも出るようになりましたが、勝つことができず悩む日々がつづきました。
このままでは進歩が無いと思い、一般稽古後の自主練習に参加し、その中でとても厳しい練習を積み重ね、弱かった精神力やスタミナ強化を培うことができました。
その成果もあり、錬成大会で入賞出来るようになり、ドリームフェスティバルにも出場させて頂く事ができました。
佐藤師範が日頃言っておられる、試合に勝ちたければ人より何倍も厳しい稽古を積み、体力を温存せず全ての力を出し切り、絶対に勝つんだ、という気迫を持って練習に打ち込まなければ、絶対に勝つことはできない。
正にその通りであると、実感いたしました。
また、3年前より富岡道場にて、子供達の指導も任され、人に指導する事の難しさや子供達の成長に喜びを感じながら、自らもまた、子供達から教えられる事に、日々感謝しております。
佐藤師範より、昇段審査のお話しを受けてからというもの、基本稽古、移動稽古、型、組手の技術等、これまで習って来た全ての稽古を一から見直し、特に苦手であった型の稽古に於いては、佐藤師範並びに平林先輩や砂川先輩及び佐藤りさこ先輩にご指導頂き、一年を掛け、しっかりと稽古を積むことができました。
誠に感謝申し上げます。
昇段審査前、コロナに感染してしまい体力的に不安がありましたが、これまでの努力を無駄にさせない為にも、気力で10人組手を終える事が出来ました。
そして、審査会の時に組手の相手をして頂いた先輩方、並びに道場生の皆様に於かれましては、重ねて感謝申し上げます。
私、昇段以後に思うことは、「千日を以て初心とし、万日を以て極みとする」という言葉がある様に、まだまだ初心者であり、空手道を極められるその日まで、日々稽古に精進して行く次第であります。
そして、空手の中で出会うことの出来た先輩方や仲間達をこれからも大切にし、微力ながら群馬支部を盛り上げて行きたいと存じます。
最後に改めて、佐藤師範、先輩方、道場生の皆様に、感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
これからも引き続きよろしくお願い致します。押忍
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