この度は昇段審査の機会をいただき、誠にありがとうございました。
空手を始めて21年、黒帯の方々は至高の存在であり、まさか自分がそこに至るとは考えてもいませんでした。
道場に入り、道着を着て、帯を締め、気持ちを切り替え稽古に臨む。この一連の流れが普段の日常生活では経験することの無い武道の世界に足を踏み入れるスイッチとなり、毎回身の引き締まる思いで稽古に臨んでいました。
仕事をしながら、稽古に通えない時も多々ありましたが、今まで続けて来られたのも佐藤師範が「無理をせず、稽古に来られる時で良い、遅い時間からでも良い、継続する事が大切」と声掛けをしていただいたお陰と感謝しております。
転勤で愛知中央支部、静岡支部にてお世話になった際も、群馬に帰る度、道場に顔を出させていただき佐藤師範に帯が上がり、成長した姿を見ていただくことも空手を続ける原動力になりました。
群馬支部に戻った際には同世代の方々が稽古、試合と頑張っていることも励みとなり、お互いに切磋琢磨していく中で茶帯になった頃から、遠い頂であった黒帯を自分も締めたいという気持ちが芽生え、稽古に参加する時間も増えていき、大会などにも積極的に出場するようになりました。
今回、昇段審査に向けて佐藤師範、りさこ先生には遅くまでご指導いただき、大変感謝しております。
必ず受かるという強い決意のもと、型、組手共に悔いの無い様に稽古に臨み、当日は全身全霊での基本、移動、型も無事に終えることができ、最後の10人組手では名前を呼ばれた瞬間、自分が今まで培ってきたことを信じて、試合に臨む以上の覚悟を持って「押忍!」と前に進み出たことを覚えています。
組手が始まってからは、前へ!前へ!絶対後ろに退かない!と無我夢中で臨みましたが緊張と焦りから、激しく体力を消耗し、道場生の皆様より熱い応援、佐藤師範より発破をかけていただき、気合いを持ち直して完遂することが出来ました。
「型も組手も根性出して頑張っていて良かった」と師範からお言葉をいただいた時は本当に嬉しかったです。
最後になりますが、今までご指導してくださった佐藤師範、りさこ先生、諸先輩方、道場生の皆様、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
これからも新極真会、また群馬支部佐藤道場の一員として、佐藤師範座右の銘である「流した汗は嘘をつかない」を胸に、私自身も初心を忘れず、黒帯の名に恥じぬよう精進して参ります。
今後ともご指導のほど宜しくお願いいたします。
※群馬支部情報はこちらよりご確認下さい。
押忍