この度は昇段審査の受審、ならびに初段への昇段をお許しいただき誠にありがとうございます。
私は、27歳で新極真会長野支部に入門しました。それまでに、8歳から宮城支部、中学生の時に福島支部で空手を習い一度辞めていました。
その後、何か物事に取り組むときに、「空手は黒帯まで頑張れなかったから、〇〇は頑張ろう」と考えるようになり、そのおかげで目標に向かって諦めずに達成できたこともあれば、そのせいで自分に合わない事にも取り組み続けて無理をしてしまうこともありました。
そのような自分の半生を振り返る中で、他の物事を代わりに頑張るのではなく、もう一度空手そのものを頑張ったら良いのではないかと思い立ち、社会人になって習い始めたいと思いました。
勇気を出して体験に行くと、藤原師範がウォーミングアップをされていて、道場に静かにラジオが流れていたことを印象的に覚えています。
私は就職を機に長野県に住んでいたため、地元ではない場所で、宮城支部の金田師範と福島支部の三瓶師範にお世話になったことを藤原師範に話せたことが嬉しく、また、体験後「やれると思うよ」という言葉を頂き入門をすることを決めました。
それまでの職場と家の往復ばかりで何年も運動習慣がなかった生活から、週に2回松本道場に通い、一から指導して頂きました。
稽古を通して、集中し汗を流すことは自分を整える時間になり、そして、いつもの人々と会える安心感があり生活が豊かになりました。
また、出稽古や審査会等でも先輩方や道場生、保護者の皆様から励ましの言葉を頂き、大会への出場した際は、緊張を乗り越え新しい自分に成長する実感があり、挑戦することの大切さを学びました。
そして入門してから4年半が経ち、昇段審査に合格してこれまでお世話になった方々に恩返しをしたいと思いました。
補強審査や十人組手を乗り切れるよう、自分なりに身体を鍛えスタミナをつけるトレーニングをしたことが自信になり、当日は強く緊張せずに今までやってきたことを出し切ることができました。
力強い組み手ができたらもっと胸を張ることができたと思いますが、それでも皆様から応援して頂いたおかげで頑張ることができました。
ずっと目標だった昇段審査を乗り越えられた経験は、自分の人生にとって大きな財産になりました。
今後は初段を頂いた自覚をもち、空手やその他の物事にも取り組んでいきたいと思います。
これまでお世話になった藤原師範、松本道場をはじめとする長野支部の皆様に深く感謝致します。
※長野支部情報は
押忍