この度は、参段への昇段審査をお許し頂き心より感謝申し上げます。
また、参段昇段という大きな節目を迎えられましたこと、黒岡師範をはじめ、日頃からご指導くださる先生方、共に稽古に励む道場生の皆様、そしていつも応援して下さるご父兄様や家族に心より感謝申し上げます。
5歳で空手を始めてから、今年で24年が経ちました。
幼少期は病弱なこともあり、母の「心身ともに鍛えることで病気に打ち勝って欲しい。」という願いをきっかけに入門しました。
入退院を繰り返していたあの頃から、まさか自分が参段という段位に辿り着けるとは、当時想像もしていませんでした。
ここまでこられたことに、心から嬉しく思っています。
また学生の頃は、春・夏・冬休みがありましたので、比較的自由な時間の中で日々の稽古に全力で取り組むことができましたが、社会人になってからは時間の制約や心身の疲労と向き合う日々が続くことになり、本気で空手を続けていけるか不安になったことも一度や二度ではありませんでした。
そんな中、小学6年生の時に黒岡師範、髙橋師範から頂いた「継続は力なり」というお言葉を思い出し、改めて自分が今まで空手を続けてきた理由を深く見つめ直すことができました。
日々の稽古時間が限られていても、工夫次第でやれることはある。
そう気付いてからは、毎日の生活の中で小さな積み重ねを大切にし、自主トレーニングや基本の見直しなど、自分に今できる最大限の取り組みを続けてきました。
今回の審査では、JFKO国際大会から間もない日程の中、コンディションを整える難しさもありましたが、日々支えてくれている家族、また日々応援して下さるご父兄様や道場生の皆様の存在に助けられ、無事に挑み抜くことができました。
審査が終わった時、入門した時から今までの辛いことや嬉しかったことなど、たくさんのことを思い出しました。
この新極真会に入門させて頂けたことでたくさんの人と出会い、応援して頂き、心身ともに成長させて頂きました。
感謝しかありません。
私は、参段という段位は「自分自身の成長」だけでなく、「後進を導く役割」や「指導者としての責任」、また「人格形成への役割としての責任」も、さらに問われる立場だと感じております。
これからは、これまで以上に責任と自覚を持ち、和歌山支部、そして新極真会の発展に少しでも貢献できるよう全力を尽くしたいと考えています。
最後になりますが、日頃よりご指導いただく黒岡師範、分支部長の皆様、諸先輩方、一緒に汗を流す道場生の皆様・ご父兄の皆様、そして髙橋師範、また応援してくださるすべての皆様に、改めて深く御礼申し上げます。
空手を始めてからの24年間という長い年月を続けてこられたのは、支えてくださったすべての方々のおかげです。
「継続は力なり」その言葉を胸に刻み、これからも真摯に稽古に励み、心と体を磨き続けてまいります。押忍
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