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新極真会南大阪支部 畠美広 弐段昇段レポート(2026年9月27日)

2026.11.05
昇級・昇段者

六十代半ばを迎え、身体の衰えを実感していた私に再び挑戦する勇気を与えてくれたのは、水泳に懸命に打ち込む、愛する小学生の孫娘の姿だった。
「自分ももう一度限界に挑んでみよう」その思いから空手の稽古を再開したが、待っていたのは試練の連続だった。
手や足の指の骨折や激しい膝痛に見舞われ、階段の昇降すら困難になる日もあった。
しかし、内藤師範や北原師範代の温かい励ましに支えられ、「あきらめない」という気持ちだけは失わなかった。

昨年末に弐段昇段審査への挑戦を許されると、私は年齢や名誉ではなく、今の自分の実力で勝負することを決意した。約十ヶ月にわたる稽古では、肩膝の痛みと向き合いながら基本動作や二十を超える型の習得に取り組んだ。

思うように身体が動かず、歯がゆい思いで何度も繰り返したが、「身体で覚えるまで続けるしかない」と自らを奮い立たせ、猛暑続きの日々稽古を重ねた。
大きな転機は、内藤師範から勧められた稽古記録をメモすることだった。
また、撮影して頂いた動画等を通じて自分の弱点を客観的に見つめ、一つひとつ克服していく中で、稽古の質は大きく向上していった。

迎えた審査当日は、応援に来てくれた親友の元K-1ファイター宮本正明氏の 「実力以上のことはできない。力を抜いて頑張って下さい。」という激励の言葉に心が軽くなった。
少年部の子どもたちや保護者、道場生たちの熱い声援が背中を押してくれた。
審査項目の基本、移動、型、柔軟、拳立て五十回、スクワット百回、そして十人組手。
真剣に向かってくる対戦相手、限界を感じるたびに支えとなったのは、これまで流してきた汗の数と仲間たちの声だった。
私は最後まで気力を振り絞り、すべてをやり遂げることができた。

今回の挑戦で得た苦難や努力の積み重ねは、私にとって何ものにも代えがたい生涯の財産となった。
これからも初心を忘れず、「もう年だから」と自分で限界を作らず、師範や仲間との絆を大切にしながら、新極真会の武道空手を追求し続けたい。

そして私は今、新たな目標へ向かって再び一歩を踏み出している。
見守ってくれた家族、熱心にご指導をいただいた内藤師範をはじめ師範代、道場生の皆さんに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。押忍


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