この度は、参段位をお許しいただき誠にありがとうございます。
今年6月に大濱師範より昇段審査のお許しをいただいた時、非常に身が引き締まる思いに駆られました。同時に「就職を機に帰郷して広島支部大濱道場に身を寄せて以来、ついに帯をいただけるチャンスが巡ってきた」と強く心に期するものがありました。
試合から離れて10年余り、稽古指導を言い訳に自身の研鑽を二の次にする有様でしたが、審査までの5カ月間は日々稽古の時間を作り準備をしました。型の見直しと反復をはじめ、基礎体力・シャドー・階段ダッシュ等を行い、道場では稽古の参加者の皆さんにスパーリングの相手をしてもらい、本番に備えました。
審査では基本・移動・型と進み、いよいよ10人組手。師範代・指導員・選手と壮年部の精鋭達が相手をして下さりましたが、当初思い描いたイメージ通りの組手が中々できず、【闘いとは思った通りに簡単にいかないもの】という現実を改めて体感しました。しかし、後ろからの生徒達の応援が背中を押してくれて、何とか完遂できました。
今回の審査で自身の心技体の拙さを実感して様々な課題ができたと共に、やはり空手は奥深く魅力あるものだと再確認しました。今後は、自らの武を高めて段位に恥じない技量に至るよう、人間性を高めて実りある人生を送れるよう、より精進してまいります。
最後になりましたが、現在に至るまでの道のりには、長年にわたり見守っていただいた大濱師範をはじめ、先輩方や後輩達といった空手の仲間達、そして家族の存在は欠かすことができません。心から感謝します。ありがとうございました。 押忍
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