この度は昇段の機会を与えて頂き、誠にありがとうございます。
空手との出会いは、子供の頃に弟と父の空手の送迎に同行していた私ですが、清水先生からのお誘いで私も空手の道に進む事にしました。
最初は『強くなりたい』とかはなく、男の子がたくさん居る道場で一緒に稽古するのが『恥ずかしい…』という気持ちの方が強かったのを覚えています。
初めての試合で優勝した頃から稽古が楽しくなっていき、ユース合宿では他支部の強い選手との交流で自分の足りないところや弱さにも気付きました。
高校生の時に休会していた頃もありましたが、その間も先生が気にかけてくださったおかげで空手は私の心の中に常にありました。
結婚、妊娠、出産も経験しましたが先生にはその都度報告もして道場にも挨拶に行きました。
「子供が大きくなったら一緒に復帰したらいいよ!」と声をかけて頂き、子供達と一緒にまた空手をする機会を与えてもらいました。
復帰してからも、子供の時に一緒にやっていた仲間も快く受け入れていただいたお陰で、また楽しくみんなで稽古する事ができました。
私が空手を続けていけるのは、いつも一緒に辛い稽古も支え合い乗り越えていける仲間がいる事、稽古で帰りが遅くなってもサポートしてくれて、遠征や試合でも全力で応援してくれる夫がいる事、かっこいいママでいようと思わせてくれる子供達がいる事、休会している間も気にかけてくださった清水先生がいてくれたからです。
今回、黒帯を取れたことによって、子供達の空手の先輩として、『諦めずに続ければ必ず報われる』と自分自身で証明し、今まで以上に頑張ろうと思えました。
審査当日も、家族はもちろん、仲良くしていただいている保護者の方々、道場で慕ってくれている子供達、一緒に汗水流して稽古に付き合ってくれた仲間達、私が弱音をはいても厳しく指導してくれた清水先生が自分の事のように応援してくれたお陰で最後まで頑張ることができました。
本当にみなさんには感謝しかありません。
昇段審査の許可をいただきました山本師範には私の人生において空手が無くてはならないものであり、素敵な仲間達に出会えたことをご報告すると共に感謝申し上げ、これからも子供達のお手本になるよう日々精進して参ります。
ありがとうございました。
押忍!
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