参段昇段へのお許しをいただくにあたり、まずは空手を通じて人生を教えていただいた山田政彦師範に、改めてお礼を申し上げたいと思います。山田師範は、白帯の子供たちに至るまで、すべての弟子を大事にされ、常にみんなのことを考えられていました。体調を崩されながらも、「審査をしてやれなくて済まない」と、私の審査のことを最後まで気にかけてくださっていました。結果的には山田師範に審査をしていただくことは叶わず、もっと早く自分から進んで挑戦していれば、そんな思いをさせることもなかったと、自分の力の無さを不甲斐なく痛感しておりました。
それでも、今回、塚本徳臣師範が東京から忙しい合間を縫って長崎まで来てくださり、私たちに挑戦の機会を与えてくださったことで、少し山田師範に顔向けができるような、そんな気持ちがしております。寒い中、温かい目で私たちの審査を見守ってくださった塚本師範、本当にありがとうございました。
それから、今回のチャレンジに私を導いてくださった中道隆介師範代、今回のことばかりではなく、強さとは優しさだということをいつも身をもって教えていただきました。私を空手に引き合わせ、弱い私に寄り添い続けて下さった三上雅生先生。山田師範とともに年に二回も対馬まで指導に来てくださり、会うたびに声をかけていただいた中村浩師範代。支部長代行業務で多忙を極める中、審査に向けて丁寧に指導してくださった山田泰紀先生。お世話になった先輩を上げればきりがありませんし、当日応援に駆けつけてくれたり、事前に激励してくれた仲間。感謝は言葉では言い尽くせません。
ただし、先輩方に恩返しするには、私は未熟で力が足りません。この恩はこれから挑戦していく道場生に送れるように、新極真会長崎支部のために力を尽くしていくことでご容赦いただけると幸いです。今後も精進して参りますので
宜しくお願いいたします。押忍。
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