持ち回り開催となっている今年の全中部大会は三重中央支部の主催。中部各県の県大会王者経験者に加え、関西圏からも強豪選手が続々と名乗りを挙げた。トーナメントはベテランを中心に動くと思われるが、新たなる強豪が誕生する可能性も否めない。
大会名:第25回全中部空手道選手権大会
開催日時:2017年9月10日
主催:三重中央支部
開催場所:AGF鈴鹿体育館
アクセス:近鉄名古屋線白子駅から徒歩16分
トーナメントおよび大会情報:三重中央支部HP
今回は三重県鈴鹿市での開催となる全中部大会。中部・関西圏の強豪が集結。中部一を決めるにふさわしい熱い闘いが予想される。
一般上級の部。兵庫中央支部からは兼光秀治が参戦。巨体から繰り出される突きと下段蹴りは優勝候補筆頭と呼ぶにふさわしい。
ここのところ各種の大会で結果を残し、注目を浴びる長野支部からは、今年の長野県大会を制して波に乗っている工藤修と愛知県大会を制した伊藤裕司が参戦。両者とも長いキャリアと経験があるため、試合運びが巧く、トーナメントの組合せ次第では、同門決勝ということも考えられる。
さらに静岡支部からは愛知県大会の決勝で伊藤に惜敗した強豪・大石直樹が参戦。高身長を活かした大石の攻撃は脅威となるだろう。
各選手とも全日本大会やJFKO全日本大会、ブロック大会、県大会と経験も豊富なため、ハイレベルの攻防が見られるはずだ。
この他、一般上級の部・軽量級では若手の活躍も期待できる。中でも注目株は大阪北支部の森井翼。森井は多くの強豪を輩出した名門・大阪北支部において、前田政利師範、野上利幸師範代が手塩にかけて育てた期待の新鋭だ。
また、地元・三重中央支部からは三重県大会での優勝経験者・濱口大治が参戦し、優勝を目指す。
大会主催者 寺家誠秀(三重中央支部支部長)
「毎年、持ち回りで開催されている全中部大会ですが、選手層・参加人数とも、回を重ねるごとにレベルアップが進んできました。今大会もベテラン、新鋭が入り乱れ、優勝の行方は混とんとして予想もつきません。一般無差別級はベテラン勢の活躍が期待されます。今年の中部圏の県大会などで優勝、準優勝をした選手が大挙エントリーしておりますので、まさに『中部最強決定戦』と言えるでしょう。関西圏からは兵庫中央支部の兼光秀治選手も名乗りを挙げてくれました。また、軽量級には大阪北支部の新鋭・森井翼選手などもエントリーしており、新世代の活躍にも期待しています。今大会は三重での開催ですので、三重県王者の経験もある濱口大治選手には地元の意地を見せて欲しいところです。全日本大会に向けて、試金石とも言える大会になることでしょう」