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厚木赤羽支部 及川大輝 初段昇段レポート

2013.07.29
支部ニュース

諦めない事の大切さ

 この度、昇段審査の受審、また昇段のお許しをいただき誠にありがとうございました。
 僕が空手と出会ったのは5歳の時でした。戦いごっこが大好きだった僕を、両親が礼儀作法を学ばせるため、近くの道場に連れて行ったそうです。見学中、稽古している先輩方がとてもかっこ良かったので、母親に入門したいとお願いしました。初めは、同じ歳の女の子にボコボコにやられたのを憶えています。

 空手を9年間続けている中で、挫折しそうになった事も何度もありました。辞めたいと思った事もありました。ある時、師範に「空手を辞めたい」と相談しに行きました。すると師範は「今逃げたらこの先、何をやっても逃げて終わる事になるぞ」と言ってくれました。僕はこの時からこの言葉を胸に一生懸命稽古しました。つらい時も苦しい時も諦めない気持ちではげみました。

 それから3年経ち、ついにドリームカップで頂上に立つ事が出来ました。夢だったドリームカップをとった後、師範から昇段の機会を与えていただきました。

 初めは、拳立て伏せを50回や10人組手などが出来るか不安でしたが、このチャンスを無駄にしたくないと、毎日練習しました。審査の日に近付くにつれて、徐々に緊張が高まっていきました。実を言うと、家での拳立て伏せの最高記録は44回でした。

 当日、予想をはるかに上回る緊張が僕に襲いかかりました。まずは基本稽古。普段の3倍くらいの汗が額を流れ落ちました。その後、ミット打ちでとてつもない疲労感を味わった後、ついに拳立て伏せの時が来ました。師範の目の前でやる拳立てはなぜか、いつもより楽に感じました。改めて師範が居る力は偉大だなと肌で実感しました。

そして何とか50回やり終えた後、一番の山場・10人組手がやってきました。1人目、2人目と順調に進んだのですが、7人目ぐらいから腹が効き始めて動きが急速に悪くなりました。ここで諦めたら今までの努力が無駄になってしまうと思い、頑張って動きました。10人全員終わると師範から、辛口のコメントをいただきましたが、その分期待を背負っていると受けとめさせていただきました。
 今回の審査の反省点を次に生かせるように、これからもしっかり向上します。

 最後に、時には辛く指導してくれました師範をはじめ、美佳子先生、諸先輩方、道場生の皆さん。沢山の叱咤激励、誠に感謝申し上げます。

押忍


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