夢、そしてこれからの夢
このたびは、昇段審査を受けさせていただき本当にありがとうございました。
小学校入学と同時に入門し、お姉ちゃんが習っていたので自然と私も習い始めました。
幼稚園時、道着を着て練習に行くお姉ちゃんを見ていてかっこいいと思っていたので、初めて道着を着た時はすごくうれしかったのをおぼえています。
入門して5ヵ月、初めて試合に出る事が決まり、お姉ちゃんがもっていたトロフィーを私も欲しくて絶対勝ってやるという気持ちでした。型は、負けてしまいましたが組手で優勝する事ができました。
その時にもらったトロフィーは、ちょっとの間一緒に寝ていたぐらいうれしくて今でも私の宝物です。
今年に入って師範に「3月の昇段審査受けてもいいから」と言っていただけました。
はじめは私に言ってくれたとは思わずお姉ちゃんに「師範に声をかけられたら、返事くらいしろ」と怒れました。
「夢の黒帯だ」とすごくうれしかったです。
でもお父さんには、すごく反対されました。
いろいろ言われたけど、お姉ちゃんも入門して3年で黒帯になったので、私も3年で黒おびになりたいと言いました。
最後は「自分がやるんだから自分で決めろ」と言ってくれました。
毎日している練習量をふやし、今まで以上の走りこみとスタミナ稽古を家族に手伝ってもらいながら、昇段審査に向けてがんばってきました。
力量、型、10人組手、私の想像以上のしんどさでした。
とくに10人組手は、相手が全員男子で自分の組手がまったくできませんでした。
でも、師範から合格といわれた時はすごくうれしかったし家族もよろこんでくれました。
小学3年生で黒おび・・・夢がかないました。
私には夢があります。
それは、お姉ちゃんが右腕につけている赤ワッペンを私もつける事です。
私は試合に出ても負けてばかりで、勝つ事のむずかしさはわかっているつもりです。
でも勝った時の喜びは、これから稽古をすごくがんばってあじわいたいと思います。
最後にこんな私に昇段の許可をしていただいた黒岡師範、中村建斗先生、本当にありがとうございました。
また、10人組手の相手をしてくださった先輩方、ありがとうございました。
そして、いつもけんかばかりしているお姉ちゃん、10人組手が終わった時「よくがんばったな」と泣いてくれてありがとう。
いっしょに黒帯と寝ようね。
これからも夢に向かってがんばっていくのでよろしくおねがいします。押忍
和歌山支部
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