第56回全日本大会を最後に戦列を離れていたベテランは、復帰戦となった全ヨーロッパ大会重量級で7年ぶりの頂点に返り咲き、急転直下でKCCの出場権を獲得した。闘いの最前線に戻ってきたのはなぜだったのか。そして、2度目の出場となるKCCへの思いとは。
── 復帰戦となった全ヨーロッパ大会では、重量級で優勝を飾りました。
「7年ぶりにこのような勝利を成し遂げることができて、とてもうれしく思っています。エヴェンタス・グザウスカス選手やパウリウス・ジマンタス選手のようなトップファイターたちと闘うことは、大きな挑戦でした。あの大会を通して、自分が今でも世界トップレベルの重量級選手たちと十分に闘えることを証明できたと思います」
── 決勝戦では、グザウスカス選手に本戦3-0で勝利しました。
「グザウスカス選手は試合の中で、つねに強いプレッシャーをかけてくる手強い相手です。自分にとって最も重要だったのは、集中力を保ち続け、強い突きや蹴りを当てるチャンスを探し続けることでした」
── 2024年の第56回全日本大会以来の試合だったと思いますが、ブランクは感じませんでしたか。
「いえ。むしろ集中力という面では、自分の人生の中でも最高レベルの大会のひとつだったと思います」
── 今回、選手復帰をはたした理由を教えてください。
「私はこれまで何度も引退を考えてきましたが、自分の心や闘う力をもう一度試してみたいと思ったんです。試合に出場していない間も、選手としての稽古は続けていました」
── 全ヨーロッパ大会の結果をもって、KCCの出場権を獲得しました。
「トップレベルの選手たちと闘える、素晴らしい機会だと思っています。このチャンスを得られたことをうれしく思います。出場選手は全員がトップレベルで実力が非常に拮抗しているため、試合結果を予想するのは難しいと思います」
── 第1回KCCに出場してみて、他の大会との違いは感じましたか。
「一番大きな違いは、出場選手の数だと思います。そしてもうひとつは、選手たちのレベルが非常に高く、大会序盤から素晴らしい試合が繰り広げられることです。また、戦術面にも少し違いがあると思います。試合数が限られているぶん、選手たちはよりリスクを取った闘いができ、それが大会をより盛り上げていると感じました。この大会に出場できること自体が、実績を積み重ねてきた新極真の選手たちにとって、大きな名誉だと思います」
── 第2回大会で優勝する自信はありますか。
「自分には今大会で優勝する力があると思っています。ただ、不思議とそのことに対するプレッシャーは感じていません。最近は、最高レベルの相手に挑戦したいという気持ちがとても強く、KCCは自分にとってまさに理想的な舞台だと思います」
── どんな闘いを見せたいですか。
「いい空手を見せたいと思っています。そして、相手にとって危険な存在でありたいです」
ポーランド支部
1991年8月20日生まれ、34歳
ポーランド出身。185cm、93kg
⃝第12回全世界大会準優勝
⃝第7回全世界ウエイト制大会重量級準優勝
⃝全ヨーロッパ大会2015・2017・2019・2026重量級優勝
⃝全ヨーロッパ大会2018軽重量級優勝
⃝第49回全日本大会5位