JFKO全日本大会で女子4強の序列を覆すことはできなかったが、4度目の準優勝という結果は特筆に値する好成績だ。近くて遠い頂を目指し、藤原桃萌がふたたびスーパースターが集結するプレミアムな夢舞台に足を踏み入れる。
── リベンジがテーマでもあったJFKO全日本大会ですが、惜しくも準優勝という結果に終わりました。
「野邑心菜選手との試合は顔面殴打で焦りを感じた部分もありますが、それでペースを乱すことはありませんでした。ただ戦法を少し変えて臨んだ鈴木未紘選手との試合は、すべての面で上回られたという印象です」
── 事前に圧力だけではなく横の動きも必要という話がありました。
「1回目は横に回れた感覚があったのですが、2回目以降はすべて攻略されてしまいました。鈴木選手はポジショニングがすごく上手いだけではなく、修正能力も桁違いにすごく高い選手だとあらためて感じました」
── 結果的に鈴木選手との試合は、2戦連続で本戦決着となりました。
「そこに関しては悔しいという気持ちが強いです。鈴木選手を超えるスピードで進化しなければ差を縮めることはできませんし、勝ちたいという気持ちが強いほうが勝つというのが勝負の世界です。私も強い気持ちで臨んだつもりですが、まだまだ努力が足りなかったのだと思います」
── その一方で、KCCに向けてポジティブな要素もあったと思います。
「まだまだ完全ではないですが、いつも以上に下段廻し蹴りが多く出せた大会でもありました。そこは今後も続けていきたいと思っています」
── KCCは通常とは異なる大会ですが、2度目ということで対処しやすい部分もあるかと思います。
「選手を輝かせるためにつくっていただいた舞台に、2大会連続で出場させていただけるのは本当に光栄なことです。演出が本当にすごくて前回は地に足がついていないという感覚がありましたが、そこは一度経験したことでうまく対処できると思っています」
── WFKO世界大会を挟んだことで、外国人選手に対する対策も進んでいると思います。
「骨格やリーチが上回っている選手が多いので、やはり一発のダメージは大きいです。なのでKCCではカットなどのディフェンス面がより重要になると思います。ただWFKOで対戦したグスタイタイテ選手も進化していると思うので、私も外国人選手に負けないように日々の稽古に全力で取り組みたいと思います」
── 網川来夢選手との同門対決、もしくは鈴木選手へのリベンジなど、優勝を目指す上でイメージしているものはありますか。
「私としてはJFKOでふがいない姿をお見せしてしまって、反省と後悔が残る大会になってしまいました。周囲のサポートのおかげで空手ができていますので、KCCは感謝の気持ちを持って自分の誠意を試合の中でお見せできればと思っています。誰と対戦したいということではなく、今回はとくに自分との闘いになると思っています」
ふじはら・もも(福岡支部)
1998年11月13日生まれ、27歳
福岡県出身。167cm、73kg
⃝第1回空手Champion of Champions 3位
⃝第1回WFKO世界大会 兼 第8回全世界ウエイト制大会重量級3位
⃝第57回全日本大会準優勝
⃝Kokoro Cup Ⅻ女子無差別級優勝
⃝第4・5・9・10回JFKO全日本大会重量級準優勝
⃝第13回全世界大会4位