初段の初は初心の初
この度、昇段審査を受けさせていただき、誠にありがとうございました。また、ご指導いただきました扇谷先生、および諸先輩方に心より感謝いたします。
私が空手をはじめたのは44歳の時に、地元の寝屋川で極真空手の存在を知り、見学をさせていただき入会しました。昔から極真空手には興味がありましたが、年齢的にも体力が、ついていけるか心配でしたが、ご指導されていた先生に話を聞くと無性にやりたくなり、入会させていただきました。
はじめの頃は、基本稽古だけで息が上がり、組手の後はアザだらけでした。しかし稽古が終わった後の清清しい気持ちは、今でも変わりません。
黒帯など夢の夢と思いながら、一つひとつ上の帯の色を目指して、稽古を続けてきました。茶帯になった頃から黒帯を意識するようになり、日々稽古に励んでいる時、前田師範より昇段をお許しいただき、夢がより一層近づきました。
審査の１ヵ月前に師範から、昇段の模擬審査をするとの事で受けさせていただきましたが、結果は散々たるものでした。それから１ヵ月、移動稽古、型と模擬審査で注意された箇所を重点に毎日の様に公園や空地で稽古しました。
審査当日、極度の緊張で満足の行く内容ではありませんでしたが、道場生のみなさんの応援のおかげで、なんとか乗り越える事ができました。前田師範より昇段をお申しいただいた時に「初段の初は初心の初」とのご指導があり、このお言葉と昇段までの道程を心に刻んで、人生に空手にがんばっていきたいと思います。
最後に昇段をお許しいただいた前田師範、ご指導いただいた扇谷先生、諸先輩方、道場生の皆さん、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。
押忍
大阪北支部
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