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準備大詰めを迎える世界最大のイベント、カラテドリームカップ2014国際大会

2014.08.01
大会情報

 長い梅雨が明け、真夏の厳しい暑さが続いています。世界各地からもサマーキャンプや大会などの活動報告が寄せられており、新極真会発展に向けた皆さんの協力に心から感謝を申し上げます。
 フルコンタクト空手のオリンピック種目化を目指して設立したJFKO、その活動の一歩となるJFKO全日本大会を成功裏に終え、6月からは積極的に海外支部を訪問致しました。6月末にはフランチェスコ・フィーナ国代表を中心とするイタリア支部のキャンプに参加し、夏の暑い日差しの中、参加者全員で稽古に汗を流しました。キャンプの運営も非常に充実しており、子供から壮年まで笑顔が絶えなかったことが印象的でした。今回、残念ながらロベルト・ディブラシオ支部長にお目にかかれませんでしたが、次の機会でぜひ稽古をご一緒致しましょう。このキャンプにはKWFなど極真他団体からの参加があり、稽古の交流のみならずフルコンタクト空手の未来像について有意義な意見交換も行いました。やはり、各団体のまとまりとそこに向けた一歩を踏み出すことの重要性が共通認識でした。

 また、7月末にはパトリック・テオ国代表を中心とするシンガポール支部のご招待で大会とセミナーに出席致しました。役員や協賛者、そして選手やスタッフなど関係者が一丸となって大会の運営にあたり、大成功のうちに大会を終えられました。同じシンガポールのキム・リー・ボン支部長がパトリック国代表をしっかりサポートしていたことを心強く感じました。一連のイベントには芦原会館からの出席もあり、先のイタリアと同様に確実にフルコンタクト・ネットワークの拡大を実感致しました。本大会にはアジア地区理事のスジョト師範も出席されており、アジア地区情勢の報告を受けましたが、一層の地区発展が期待できそうです。

 今回、近年新極真会に加盟した支部を訪問しました。これまで様々な苦難を乗り越えて新極真会に加盟することを目標にしてこられたと思いますが、次のステージが非常に大切です。各々の目標を見失わず、共有しながら、時には後ろを振り返ることを忘れずに前進して頂きたいと思います。両国とも滞在中に受けたおもてなしの数々に心から感謝申し上げます。

 さて、8月23日、24日に開催されるカラテドリームカップ2014国際大会の準備が大詰めを迎えています。世界14カ国74流派から1,626名の選手と29団体(型)が参加する世界最大のフルコンタクトカラテトーナメントとなった今大会は、関係者が一丸となって成功に邁進しなければなりません。新極真会が目指す武道空手の真髄を本大会の開催を通じて国際社会に強く発信していきたいと思います。選手の皆さんには大会に向けた精進を期待し、関係者の皆さんには力強いお力添えをお願い申し上げます。

 最後になりましたが、国際社会では武力紛争や自然災害が連日メディアを通じて配信されており、深い悲しみと心の痛みを感じます。また、先のマレーシア航空機の墜落では尊い多くの命が失われたことを心からお悔やみを申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福を祈念申し上げます。

新極真会代表
緑健児


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