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【代表メッセージ】コロナ禍での闘いの場に感謝をもって

2021.06.16
新極真会ニュース
緑健児代表

 日ごろから新極真会の発展にご尽力いただいている皆さまに心からの感謝を申し上げます。コロナ禍で長きにわたる制限のある日々を余儀なくされるなか世界各地で様々な創意工夫で稽古などを続けていただきありがとうございます。
 日本では、5月29日・30日に大阪府立体育会館で、約400名がエントリーする第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会が開催されました。当日は、政府や自治体からの緊急事態宣言もあり様々な感染予防策を講じました。やはり選手たちには戦いの場が必要であることを実感しました。この大会では、新極真会の選手が全体の約半数を占めますがフルコンタクト空手諸流派の選手たちと切磋琢磨しながら多数の入賞を勝ち取ることができました。入賞選手、そして出場選手の皆さん、本当によく頑張りました。戦いの場に挑んだこと、それ自体が素晴らしいことだと思います。

 大山総裁のご逝去から四半世紀余を超えて、多流多派に分散したフルコンタクト空手界はゆるやかに統一された競技の場に集合し、各々の独自性を保ちながらお互いの存在を認め合う多様性の新時代を迎えています。東京オリンピック2020を目前に控え、フルコンタクト空手は、本大会の選手たちの頑張りや指導者の情熱の結集によって、その存在感を示すことができたのではないでしょうか。
 一方で、第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会は、9月開催の可能性を探りましたが関係省庁の承認を得るためのハードルは想定以上に高かったようです。世界各地区の代表選手の想いを叶えることができず悔しさが込み上げますが耐え忍び、来年の実現にむけて舵を切り直すこととします。コロナ禍で世界中から選手を集めて開催する東京オリンピック2020は関係各位の皆さまによる想像を絶する準備を重ね、各所に理解を求めながらその日を迎えることと思いますが、標榜通りの安心安全なる祭典として、今後のスポーツイベントの再興の起爆となることを期待しています。

 さて、ヨーロッパでもいよいよ待望のヨーロッパ大会が6月26日・27日に開催されます。ヨーロッパ地区代表のクーン・シャレンベルグ師範のご指導のもと、主催国となるジョージア(イラクリ国代表)の皆さまの開催努力に敬意を表しながらすべての出場選手の奮闘を心待ちにしております。選手の皆さんは、こうした主催者の陰の努力に感謝して、闘いの場に立てる喜びを噛み締めてまいりましょう。

 世界各地では、コロナ禍の状況は異なるものと推察しますが、今の各々の忍耐が必ずや実りの日の出を迎えることを信じて、日々を過ごしていきましょう。最後になりますが、長期化するコロナとの戦いですが支部長道場長の皆さまはお身体に気をつけください。再び、お目にかかれる日を心から楽しみにしています。押忍

新極真会 
代表 緑健児


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