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目前に迫るワールドシリーズ・プレリュード(代表メッセージ)

2026.06.17
新極真会ニュース

世界各地で異なる季節を迎えるなか、私たちは空手を通じて変わらぬ絆で結ばれています。

一方で国際社会に目を向ければ、依然として戦争や紛争、経済的不安、自然災害など、多くの困難が続いています。こうした時代だからこそ、人と人とを結び、互いを理解し尊重する武道の価値はますます重要になっていると感じます。

私たち空手家は、強さを追求するだけではなく、礼節を重んじ、自らを律し、社会に貢献することを学びます。その積み重ねこそが地域を良くし、国を越えた友情を育み、ひいては世界平和への礎になると私は信じています。

まず冒頭に、心からのお悔やみを申し上げなければなりません。

キュラソーのヘンリー・グーゴン師範、そしてキルギスのウラジミール・ビチコフ師範がお亡くなりになりました。

お二方の長年にわたる新極真空手の普及・発展へのご尽力、そして最期まで空手家として生き抜かれたその姿勢に深く敬意を表します。ご家族、ご親族、門下生ならびに関係者の皆さまに心より哀悼の意を表するとともに、故人のご冥福をお祈り申し上げます。

私たちはお二人が遺してくださった志を受け継ぎ、その歩みを未来へとつないでいかなければなりません。

さて、いよいよ7月18日・19日、ワールドシリーズ・プレリュードとして開催される「カラテドリームフェスティバル2026国際大会」および「第2回空手チャンピオン・オブ・チャンピオンズ(KCC)」が目前に迫ってまいりました。

世界24の国と地域から史上最多となる4,128名が集い、代々木競技場第一体育館・第二体育館を舞台に、16試合場、全240階級で熱戦が繰り広げられます。

1964年東京オリンピックの象徴であり、世界に誇るスポーツと文化の殿堂である代々木競技場。その歴史ある舞台で、幼年から壮年まで、すべての空手家が主役となる夢の祭典が開催されます。

そして、その夢の続きを彩るのが賞金総額3,000万円を誇るワンナイトイベント「KCC」です。

世界の王者たちが集結し、最高峰の技術と精神力を競い合うその舞台は、まさに現代フルコンタクト空手の到達点を示すものとなるでしょう。

この二大大会によって、世界中の新極真会会員が同じ時間と感動を共有し、改めて私たちが一つの家族であることを実感できるはずです。

そして、その先には来年の第14回全世界空手道選手権大会があります。各地域ではコンチネンタルセレクションが順次開催されていきます。大会運営に携わる皆さまのご尽力に感謝するとともに、その成功を心より祈念しております。

また、新極真会が幹事団体を務めるフルコンタクト空手ムーブメントも新たな時代へ歩みを進めています。

2013年にJFKOが誕生して以来、フルコンタクト空手の大同団結という理念のもと、ジャパンモデルは世界へと広がっていきました。

東京2020オリンピック、コロナ禍、国際情勢の変化など多くの試練を乗り越えながら歩み続けた結果、昨年の「KARATE EXPO 第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会」が実現し、WFKOという世界8つの国際実技連盟、120の国と地域を結ぶ大きな枠組みが誕生しました。

構想から数えれば10年以上。JFKO第1回大会から一つのディケイド〔10年〕をかけて築き上げたこの成果は、フルコンタクト空手史における大きな一里塚であったと確信しています。

そして今、私たちは次なるディケイドへの第一歩を踏み出しています。

その歩みを支える新たな挑戦として、世界初の空手専門テレビ「KARATE+TV」がスタートしました。

フルコンタクト空手は今、競技としても文化としても大きな発展期を迎えています。世界最高峰の試合映像、トップ指導者による技術解説、歴史や文化に関する貴重なコンテンツなど、空手の魅力を多角的に発信し、世界中の空手家が学び、つながり、成長できる新たなプラットフォームとなることを期待しています。

道場で培われてきた知識や経験を次世代へ継承し、国や地域を超えて共有することは、これからの空手界にとって極めて重要な課題です。KARATE+TVが世界の空手家を結ぶ新たな架け橋となり、フルコンタクト空手のさらなる発展に寄与することを願っています。

そのような未来への歩みのなかで、第10回記念JFKO全日本大会において、新極真会所属選手が男女全10階級中9階級を制覇したことは大変誇らしい成果でした。

選手たちの努力はもちろんのこと、その成長を支え続けた支部長、指導者、コーチ、サポーターの皆さまの献身に深く敬意を表します。

また、ハンガリーでは国内のフルコンタクト空手団体が一つにまとまり、その協会会長に長谷部俊昭会長が就任されました。さらにKWF世界選手権ではスピテールス・クーン師範が友好の架け橋として活躍されるなど、世界各地から力強い前進の報告が届いています。

私たちは確実に前進しています。

国や文化、言語の違いを超えて結ばれる仲間たちの輪は、年々大きく、そして強くなっています。

一人の子どもが道場で礼を学び、一人の指導者が地域社会に貢献し、一つの国の空手家たちが友情を育む。その積み重ねが世界平和への礎になると私は信じています。

新極真会はこれからも世界の仲間たちとともに歩み続けます。

2028年の第2回全世界フルコンタクト空手道選手権大会、そしてその先の未来に向けて、フルコンタクト空手の発展と世界の友情の輪の拡大に力を尽くしてまいりましょう。

皆さまの変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます。

押忍
WKO代表 緑 健児


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