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吉祥寺杉原道場 奥田雅也 初段昇段レポート(2019年11月24日)

2020.04.01
昇段レポート

はじめに、この度は昇段審査の機会を与えて下さった杉原師範に心からお礼を申し上げます。
そして審査会にあたって受審する道場生の為に時間を割いて駆けつけて頂いた先輩方とご家族の皆様にお礼を申し上げます。

私が吉祥寺杉原道場に入門をしたきっかけは友人の誘いでした。
それまで「空手」の経験も思い入れもありませんでした。

その扉を押し開けて入門してみると「空手」は、これまでの私が経験して来たスポーツとは随分と違う方向へ延びる「道」でした。

始めた当初、1年半くらいまで「空手」をどこまで続けていけるか?とくべつ組手が好きでもない。型の動きもよくわからない。
稽古に臨む私が「空手」をこの身に問い掛けても空虚に響くだけ。そんな頃はありました。

稽古の年数を重ねて、その時々に色々な人達と稽古場で出会いました。
日本に「空手」を学びに来る外国人の道場生、空手の基本や型で共通の認識を得る事に感動しました。

黄帯の頃から2年程一緒に稽古をした大学生や高校生たちも良い思い出です。
経験と技術が豊富な彼らが私に伝えた「若さ」私は彼らに空手を以って応えようと稽古をしました。
私が茶帯にまであがれたのは、若者達と過ごしたあの稽古の日々もあっての事と思います。

昇段審査で準備に掲げられた課題に臨む時も、私の横で一緒に同じ課題に挑んでくれる「若者」がいます。
「苦しい時間、幸せを感じなさい」と師範は言います。
「今」もっと苦しく辛い人達が必ずいる事を思いました。

その鍛錬の日々で私に応えて来る40代半ばの自分の「体」に驚きそして感謝をしました。
準備は、若き日を思い返させる程、幸せなひと時を過ごさせて貰いました。

審査課題「十人組手」私には相当に厳しくなると予想していました。
しかし最後まで、先輩方にしっかりお礼を伝えようと心を決めて臨みました。

組手の最後、杉原師範の下段蹴りに何度も崩れ落ちそうになる私「ここで止まるな !落ちるな。止まるな」まるで師範はそう仰っているかの様に、その「手」で何度も崩れかける私を救い上げてくれました。
その時、その人は、もう二度とありません。二度とない日々の中で私の「空手」は、その時々出会う「人」ひとり一人の「手」にずっと励まされて助けられて来ました。

この道の先、私の「手」も人ひとり一人に与えられるものがある「空手」を志したいと思います。
杉原師範にお許し頂いた黒帯の名に恥じぬよう、空手を嗜み、心身を錬磨し続けていく所存です。

末筆になりますが「本当にありがとうございました」押忍

※吉祥寺杉原道場情報はこちらよりご確認下さい。


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