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和歌山支部 小島健嗣 初段昇段レポート 2011年12月4日

2012.07.26
昇段レポート

最後まであきらめない

 この度は、昇段審査の機会を与えていただきありがとうございました。
 
 私は空手を通じ大切なことをたくさん勉強させていただきました。今から13年前、友人とともに御坊道場へ見学をさせていただきました。そこで初めて、黒岡八寿裕師範をお見かけしました。極真空手は、今までテレビや漫画でしか見たことがなく、その鍛え抜かれた体、変形した拳を目にした時に、本当に自分はここで続けていくことができるのだろうかと不安でした。黒岡師範から「大丈夫、強くなれますよ」と声をかけていただき、私は入門をさせていただきました。

 最初の頃は思い通りにはいかず、組手では稽古のたびに打撲と打ち身の日々が続きました。それから数年が経ち、2級になることができた頃に、父親が持病を悪化させて突然の入院。空手はしばらく休会させていただきました。それからは家業を続けながら時間を作っては自主稽古の日々で、「このまま空手を続けて良いものか……」とか、「もう黒帯なんてとても無理だな」と思う毎日でした。

 時より黒岡師範をお見かけした時には、「お父さんは大丈夫なのか?」とお気遣いのお言葉もかけていただき心が熱くなりました。父親には障害が残りましたが、無事退院することができ、顔を合わす道場の先輩や仲間からは「ここまで来たのだから、もう一度黒帯を目指してがんばれよ」と励まされ、家族とも相談をし、もう一度がんばってみようと稽古に復帰をさせていただきました。

 それからは、みんなの気持ちをムダにしてはいけないと必死にがんばり、いよいよ昇段審査の日を迎えました。

 その当日はすごく緊張し、普段の動きができず、終わってみれば型も移動も自分としては決して評価できる内容ではありませんでしたが、目標であった昇段審査を無事に終えることができたことに喜びを感じております。

 私が空手を通じ学んだことは、決して一人では強くなれないこと。体は鍛える道具はあっても、心を鍛える道具はないこと。黒岡師範がいつもおっしゃられる「最後まであきらめない」「強さは優しさなり」の意味を強く心に受け止め、礼節を重んじ長上を敬し、粗暴の振舞を慎むこと。そんな黒帯でありたい。

 最後になりましたが、ご指導いただきました黒岡師範をはじめ、指導員の先生方々、そして応援していただきました先輩皆様方に厚く御礼申し上げます。

 押忍

和歌山支部
支部長/責任者:黒岡八寿裕
連絡先住所:640-8284和歌山県和歌山市出口端ノ丁36
電話番号: 073-426-2124
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