感謝
この度は昇段のお許しを頂きまして、ありがとうございます。
昔から黒帯に憧れはあったものの、夢のまた夢という感覚でした。
19歳から2年間程、他の極真空手の道場に通っていた事もありましたが、そこもだんだんと足が遠のき、次第に通わなくなりました。
それから何年か経ち、引越先のすぐ近くに道場があるのに気付き、同時にやり残した事がある事に気付きました。
そして30歳の時に木元道場に入門しました。
一度諦めている為か、道場に通わなくなる時の末路は、自分なりに分かっていたつもりでしたので、最初の頃は空手に対する気持ちを上げ過ぎず、継続する事を目標に頑張りました。
多くの方々がそうである様に、稽古に行こうとすると、何故か休む理由を考えてしまう自分がいました。
ちょっと熱っぽいとか、仕事で疲れたとか、筋肉痛だとか、苦手な先輩がいる等・・行かない理由はたくさん考え付くのですが、行く理由が思い付きません。
とにかく行かなきゃいけないという義務の様でしたが、初めての試合に出て負けた時から、自分に足りない物が少しずつ分かってきました。
それからは、課題をもって稽古をする様になり、稽古に行く理由が段々増えていきました。
今は「行こうかどうか考える時は行ける時」と決めて、自分自身に言い聞かせています。
仕事でもプライベートでもこの様な考え方は非常に有効であり、この10年間で精神的にも肉体的にも鍛えて頂きました。
入門してから色々な方々と出会い、組手の相手をして頂き、怪我をしてしまったり色々ありましたが、今振り返ると木元師範、指導員の方々、稽古生のみなさんにいくら感謝しても、足りないぐらいの物を頂きました。
この歳になり「継続は力なり」という言葉を体感させて頂きました。
帯は他の人と比べる物ではなく、自分自身の弱い心に勝った証の様にも思えます。
これから昇段を目指す方たちには、まだ先が見えない方も多いと思いますが、諦めず目の前の目標を一つずつ達成していく事で必ず見えてきます。
夢に期限を設定すると目標になり、目標から逆算すれば今日やるべき事が分かるはずです。
後は目標に向かって一歩一歩、一緒に頑張りましょう。
私もまだ叶えていない目標に向かって頑張ります。押忍
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